第7話-現実なんて。-

…『んじゃあ、このくらいかな~。今日はもう遅いし。ここまでにしとこっか。』

と、七瀬さんが言う。


この世界のことをたくさん教えてもらった。

七瀬さんがいうには、この世界には、支配人がいるという事。

犯罪とか、現実世界では犯罪になることをしたとしても、罪にはならないという事。しかし、一定以上の批判が集まれば、支配人に処罰されること。

それは、現実世界に無理やり返されたり、残酷な形にさせられたり、形は様々だという事。

この世界には『人生をやり直したい』と思う人が集まっていること。


たくさんあったけど、これはまだ、半分にも満たないらしい。


『七瀬さん、ありがとうございました。』

と、礼をいうと。


『別にいいのよ、気にしないで。

あ、これ渡しとくね。

現実世界でいう、携帯みたいなもの・・かな。』


と、何やら小型の携帯らしきものを渡された。


『これは。。。なんですか?』

と聞くと、七瀬さんは手際よく、操作し。


『これはね、【Gedächtnis】といって、

ドイツ語でいうと、記憶っていうんだけど、物事を記憶させたりする機会で、現実世界でいう携帯みたいな感じで。

操作方法は明日教えるね。』


と、七瀬さんに言われ、


『・・あ、はい。おやすみなさい』


と言って、七瀬さんにここに泊まっていいから。と言われた部屋につき、寝た。



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