概要
今日はどの世界に行こうかな?
早くに両親を亡くし、広い実家で親の遺産で生活をする自称フリーター(自活しているので決してニートではない!)の沢野井誠(さわのいまこと)。あるとき近所に不自然にできた古書店で、謎の本を買うのだが、なんとそれは、『物語の中に自由に入れる本』だったのだ。
本気にしていなかった主人公はうっかりと現在ハマッているMMORPGの中に入ってしまい、成り行きでマジシャンに転職する。スキルを取得し、ちょっとだけレベルを上げて満足したところで元の世界に戻り、もう一度古書店へと向かってみるがそんな店が存在した形跡がないことに疑問を抱く。
そしてさらに、現実世界でも物語の中で手に入れたスキルが使えることに気がついた主人公は、片っ端からいろんなゲームに入り込んではスキルを取得していくが、その先で待っていたものは
本気にしていなかった主人公はうっかりと現在ハマッているMMORPGの中に入ってしまい、成り行きでマジシャンに転職する。スキルを取得し、ちょっとだけレベルを上げて満足したところで元の世界に戻り、もう一度古書店へと向かってみるがそんな店が存在した形跡がないことに疑問を抱く。
そしてさらに、現実世界でも物語の中で手に入れたスキルが使えることに気がついた主人公は、片っ端からいろんなゲームに入り込んではスキルを取得していくが、その先で待っていたものは
いつも読んでいただきましてありがとうございます!
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!物語に入れる魔法の本が、ゲームも、そしてこの世界も変化させる。
遺産暮らしのフリーター・沢野井誠が、異世界にワープして冒険するというのが表面的な要約だ。
とすればこれは異世界ものではないのか。ここに本作独特の立ち位置がある。
陳腐化した異世界ファンタジーにおいては主人公がワープすることは前提であって改めて論ずべきものではない。しかし本作では、近所の古書店で「物語の中に自由に入れる本」を手に入れたのがきっかけとなる。
このことで誠は様々なゲーム世界に入れるようになる。それは一見すると普通のMMORPGものの作品と同じようである。
しかし、ここで潜入している物語は、リアルなMMORPGの仕組みによって支えられているのではなく、ゲームであるにもかかわらず純…続きを読む