概要
わたしは夢使い。わたし自身、これが割に合わない仕事だと思うこともある。
第1回ルビーファンタジーBL小説大賞向けのあらすじ(1200字)
「はるか昔、この視界の王たる夢秤王は、香音(かね)を聞き分けられる人々に視界樹で作られた夢秤を授けた。彼らは「夢使い」となって視界樹の幹からおりる夢という香音を聞き、髪を伸ばし手や爪を使い、依頼人の望む「夢」をおろして暮らしていた。彼らはそれを「贖い」と呼ぶ。ちなみに、秤の金の側におりるのは「晏(あん)」、銀の側を「魘(えん)」と言った。
不況になった昨今は誰も夢など買わないため、夢使いの青年は都会のコンビニで働き始めた。そこには何事も卒なくこなすイケメン大学生がいた。大学生は自分がいた北の土地では夢使いは尊敬されていたと語る。「北の夢使いは優秀な方が多いと聞いています」と夢使い。「あなたは?」と、問い返された夢使いは「試し
「はるか昔、この視界の王たる夢秤王は、香音(かね)を聞き分けられる人々に視界樹で作られた夢秤を授けた。彼らは「夢使い」となって視界樹の幹からおりる夢という香音を聞き、髪を伸ばし手や爪を使い、依頼人の望む「夢」をおろして暮らしていた。彼らはそれを「贖い」と呼ぶ。ちなみに、秤の金の側におりるのは「晏(あん)」、銀の側を「魘(えん)」と言った。
不況になった昨今は誰も夢など買わないため、夢使いの青年は都会のコンビニで働き始めた。そこには何事も卒なくこなすイケメン大学生がいた。大学生は自分がいた北の土地では夢使いは尊敬されていたと語る。「北の夢使いは優秀な方が多いと聞いています」と夢使い。「あなたは?」と、問い返された夢使いは「試し
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