概要
わたしは夢使い。わたし自身、これが割に合わない仕事だと思うこともある。
「夢使い」の青年と大学生。ふたりはコンビニのバイト同士。仲はけっして悪くないけど、ちょっと微妙な距離……。「夢使い」という不思議な仕事を生業にするコンビニ店員と、大学生アルバイトのお話しです。第三部から彼らのまわりのひとびとと、彼らのその後のお話となります。
第一部:夢のように、おりてくるもの
第二部:梯子(はしご)と車輪
第三部:『夢の花綵(はなづな)』
※シリーズ全体を通して異性愛・同性愛・両性愛など、多様な形の「恋愛」を性表現を交えて描いています。物語の都合上、事前の予告なく暴力や反社会的行為等の描写を展開することもありますので、閲覧の際には以上の点をお含みおきくださいますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
※作中の表現はあくまで虚構世界のものであり、現実の犯罪や差別、暴力等
いつもありがとうございます!現在難病疑いで療養中ですが元気になってまた小説をガシガシ書きたいです。
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- ★★★ Excellent!!!その手を、離さないで
才能ある『夢使い』の青年と、美しき青年とが出逢う。
それは長い愛の物語の始まり――
全章に流れる時間としては約十三年の物語。
ただし彼らの関係において重要な『夢使いという職業』――彼らが出会い、そして彼らの人生が結び合わされることで、紐解かれる過去の『夢使い』の足跡も含めれば、すくなくとも百年に渡るクロニクル。
(『夢使い』は有史以来、連綿と続いてきた職業なので、その遙かなる夜の歴史のうち、月明かりに垣間見えた百年の足跡、と言うべきだろう)
夢使いの才能は、ある程度は血筋で継承されるが、親から子に遺伝するとも限らない。
隔世や遠縁くらいの関係でその才能が発現したりする。
才…続きを読む