実は、作者様の他の作品(新撰組もの)のセルフパロディとのことなのですが、私があるところから本文へのリンクへ飛んできてしまい、何もわからぬまま、この世界に入り込み、楽しみました。
なので、単体作品として面白かったところを紹介します。
京都の大学院生のバレンタインデーのお話です。
・主人公の名前が……?
→新撰組パロディだと後で知り、納得したのですが、勝手ににやにやして楽しかったです。知って読んでも絶対ニヤニヤすると思います。
・院生による学問のあり方へのシビアな意見
→これは、作者様が大学院生として感じたことなのでしょう。
歴史学が学閥主義で、文献至上主義で、考古学などとの連携を拒絶しているとか、私も院生時代、結構イラっとしたり、疑問に思ったりしたことです。歴史学を専門としていない人にも、甘いお菓子の間に、ちょっと塩気が入っていい味を出す感じになるのではないでしょうか。
・でもやっぱりあま~い♡
こんな感じで、単体でもとても面白かったです。
本編未読なので、読んでみたくなりました。