群青（格闘家の物語）1

始めに言ってみます。僕が選んだ書きたいものは、びっくりするかもしれませんが、世界一の２流小説家です。世界一の２流。何処までいっても、商業主義の２番手の作家という意味ですが、評論家の方々のナンバーワンが良くて、オンリーワンが悪いという、風潮に違和感を感じたからです。ひとより懸命に努力した者は、楽々成長したひとにやや劣る現実に、ナンバーワンでなくてもいいかな、と。つまり、人間には、勝利や兵法を超えた、過程という、そのひとたちの「価値」があると思うのです。
井岡さんの右ストレートの部分に記載ミスがありましたが、さらにおもしろくなっています。
大変、苦労しました。

最後に。
僕は人工知能に絶対に出来ない作品を世に出す作家です。例え、ひとり狭い空間でひっそりと泣いているひとがいるのなら、他の悪意や他…続きを読む