戦車(劇)
ルーシー連邦軍が運用した戦車。
モデルはソビエト連邦赤軍が運用したBT-5戦車の指揮戦車型であるBT-5TU。
スペック
・全高2.2m
・全幅2.23m
・全長5.5m
・自重11.5t
・発動機M-5液冷12気筒V型ガソリンエンジン(400馬力) 1基
・最高速度53km/h(装軌)
72km/h(装輪)
・航続距離150km(装軌)
200km(装輪)
・武装45mm戦車砲20K(86発)
7.62mm機銃DT 2挺(1890発)
ソビエト連邦赤軍が運用した快速戦車。
元は航空機用の大出力エンジンと、当時としては高性能なクリスティー式サスペンションにより、高い快速性能を誇る戦車である。
また、劇中に登場した指揮戦車型のBT-5TUには無線機とそのためのアンテナが砲塔に装備されているのだが、アンテナが目立つ為に敵から優先して狙われて指揮官が真っ先に死傷する他、僚車であるBT-5は無線機を装備していない為に指示を出すためには手旗信号が必要である、そもそも車長が装填手を兼ねるBT-5では戦闘中に無線機を操作する余裕が無いなど、あまり実用性に秀でているとは言えないものだった。
もちろん、アンテナが目立つ欠点さえ除けば、無いよりはマシであり、さらに劇中においては(作画的都合の可能性もあるにせよ)全てこの指揮戦車型で揃えた為に、指揮官がどの戦車に乗っているのか露見するのを防いでいる。
初の実戦参加は1937年のスペイン内戦で、同世代の戦車に機関砲や機関銃しか搭載していなかった車両が多かった為に対戦車戦闘では活躍したものの、装甲が薄かった為に対戦車砲には弱く、続く張鼓峰事件やノモンハン事件では日本軍の九四式37mm速射砲に対して大損害を被っている。
さらに続く第二次世界大戦では旧式化もありドイツ軍の戦車に対抗できず消耗し、後方や満州方面へと回される事となり、1945年の満州侵攻がソ連軍による最後の実戦投入となった。
幼女戦記兵器総覧 A.T. @tsruoka
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