冒頭から緊迫した状況が伝わってきて、一気に引き込まれました。こちらの作品以外もですが、導入の部分が魅力的で気持ちを掴まれます。親友と大切な人を同時に失う結末でしたが、タイトル通り、読み終わった後は、なぜか心に小さな光が残ります。日常が崩れた時でないと大切な事は気づけないものなのかなと考えさせられますし、また失った後でも、心に残るものもちゃんとあるのだな、と温かな気持ちになれました。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(123文字)
読みやすい文章、それでいてどこか高尚な感じがして、どこか自分の琴線に触れます。少女の内面をうまく切なく書けて、甘酸っぱい気分に浸れます。
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