第17話 色々驚いたよ
あのあと暫くしてだ。へゲンの後処理、大臣(本物)の救出等が行われた。この事件は公にしないが、俺はDランクに上がることが決まった。
処理中マロンがこんなことを聞いてきた。
「どうやったの?」
「
「…杖剣?」
「杖剣。」
「ほんとに?」
「本当。」
「杖術は?」
「極」
「えぇっ…!」
「何をそんなに驚く必要がある?」
「杖剣…凄く難しいんだけど。」
…は?いや、簡単なんだけど…
―――話を聞くに、杖剣術、それも改がないとまともに扱えない上、杖剣術は剣術と杖術の極がないと習得不可。さらに、生産難度の高さから作れる人もまともにいないとかいう不遇武器らしい。一番強いらしいんだけどね…
「さてと、改めて要件を聞かせて頂こう。」
謁見再開なう。
「はい。私は東アルマリス森林にてゴブリンの村を形成しております。まずはその村の容認及び人族との交流を望んでおります。」
「ふむ、その程度ならば恩もあるしな、問題は無い。」
「ありがとうございます。では、こちらをご覧下さい。東アルマリス森林の測量図でございます。これは我が村を中心とし、森林の資源、魔物の縄張りなどの情報が詰まっております。見ていただければ分かる通り、魔物は多いものの資源は豊富であります。こちらを我々で管理させて頂けると嬉しいのですが…」
「それも問題ないな。他にはないのか?」
「ありません。本当によろしいので?」
「問題ない。こちらとしても東アルマリス森林は手に負えなんだ。両者に得があるならばそれが一番だろう。」
俺はこの後、少しの雑談ついでにニナンダの牧場及び育成方法を1億zで売り、マスマホを5000ほど収めた。何か更に1億z貰った。
ちなみに冒険者として必要なアイテムは馬鹿みたいに高いのですぐ溶けるっちゃすぐ溶ける。
「アイリス…お前なんでこっちに来てるんだ?」
「許可が出たし、ギンさんの身分の保証にもなるし?」
身分保証は十分だよ…とは言えないので、俺は王城に返却に行ってきた。その次の日にはまた来てたけど。
ゴブリンに転生したけど特に困ってはいないかもしれない 八神龍輝 @Rin305
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