第5話 一部しそこなっていたが、召喚されて二部分になってしまった

ミズキは愛する妻のニット帽だけとおパンツだけを頼りに逃亡の旅に出ることになってしまった。


相棒はウシ子のみ。


ウシ子だけが、ミズキの理解者となってくれたのだった。


「ふもふんふんもっ♪」


ウシ子はかなわない恋ながらもミズキとの友情を優先させることで誰からも🐮と蔑まれてきた自分の暗い過去を昇華させることに成功していたためにミズキに対して特別な感情をいだきなおかつ邪な思いに駆られることもあったがミズキの純粋な瞳とあってはならないタブーの姿から確かに破滅の少女と疑わずにはいられない恐怖に……


「うほ、いえ、ふもっ! わたしの背後で変なナレーションはやめてください!」


「何を言っているのじゃ。ミズキの最期を見るまではわらわも随伴する」

とウミーン。


「ウミーン様をお守りするのが私の役目」

とライティ。


「そしてそのライティ様のシモのお世話はわたっぶへ!」

とライティに殴られるトミフゥ(一体どんな名前で出したかすっかり忘れた)


「ふはははは。情けない姿だ、ウミーン」

とカノーン。でもお供はいない。




なんでこうなことになっちゃったの……(´Д⊂ヽ




ミズキには過酷な、しかし、なんだかんだ言ってハーレムな一行は、稀代の大魔術師を探索する旅に出たのであった。


ミズキをどっちかの世界にまともな格好で戻すために。




奥さん、早く元の世界に戻りたいよ〜(´;ω;`)ブワッ






いつかは終わる果てしない逃亡の旅が、今始まったのだった!




じゃじゃ〜〜〜ん♪







愛する妻よ〜〜〜〜(´Д⊂ヽ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

異世界転生しましたが一部しそこないました 藍上央理 @aiueourioxo

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ