"おはなし"の話をしよう。

本に限らず「おはなし」にはある意味「命」が宿っていると私は思う。

それは、決して作者の「命」というわけではない。

「おはなし」は、誰かの手に渡った時点でその人の心の中で全く違う「命」として「おはなし」を紡ぐ。

人によって解釈は多様だ。
作者は決してそれをコントロールできないし、「おはなし」にもそれはできない。

では、そんな「おはなし」たちに、例えば願望があったなら?
親が子を支配したいように、作者もまたそれを行ってしまったとしたら?

このお話は
「サミュの図書館」は。

すべての「おはなし」達による「おはなし」のための物語であると。
私の中の「おはなし」は言っている。

まずは一冊「治して」みませんか?