バカが暴れまわるコメディと見せかけて最後は感動と希望に満ち溢れた大団円。最後まで楽しく読み通せました。
主人公・田中龍一は生粋のバカ――この時点でもう笑いがこみ上げてきました。そして国へ入り――そしてすさまじいバカっぷりにまたも笑いが。いい意味で振り切れた作品でした。
もう色々ツッコミどころだらけではあるけどただ一つ。異世界への入り方が斬新過ぎて爆笑しました。本当に声出して笑ったのは久々です。
異世界無双小説とは接待である。読者を気持ちよくさせるためのお話だということだ。努力はしたくないけど特別扱いされたい。悪いやつをかっこよく倒して可愛い女の子から感謝されたい。そんな都合のいい要求…続きを読む
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