応援コメント

すべてのエピソードへの応援コメント

  • なんかふと思い出して魔界水滸伝のネタバレを探してここに来ました。そうグイン・サーガよりも、面白かった。いい意味で栗本さんの行き当たりばったりの、作風がでていた作品でした。生きていても完結は、望めないとは、思いますが、もう少し書いてほしかったです。

  • 229 SONGS 1(同人誌)への応援コメント

    ミュージカルの楽譜とセリフ集のようです https://jp.mercari.com/item/m92798617251

  • 419 ムーン・リヴァーへの応援コメント

    三体読んでたらAmazonでSF繋がりで栗本薫がピックアップされて、うわー懐かしいなー、そういや朝日があたる家ってどんな話だったけとググってたどりついたレビューでしたが、通勤の電車の中で大爆笑して読んでしまいました。

    中高の時にでろでろにハマってた栗本薫、
    中島梓名義も含めて(当時既刊のものは)ほぼ全部読んでいたので、うなぎさんレビューに激しく共感。

    わかるわかる!栗本さんてそんな人!、って好きな人のいただけないところ笑も共感して笑えるのって幸せです。
    久しぶりにまた栗本節に浴したくなりました。

    素晴らしいレビューありがとうございました!


  • 編集済

    419 ムーン・リヴァーへの応援コメント

    去年から栗本薫にはまった者で、うなぎさんのレビューは全集にない作品を買ってみるかどうするか、など参考にさせていただいてます。文章も面白いです。
    ただ、うなぎさんはあとがきはあまり重視してらっしゃらないんでしょうか?
    全集にはあとがきも割と収録されていますが、翼あるもの上下の文庫版あとがき(昭和60年2月8日)にすでに「さよう、この物語もまた例によって完結していません。当然のことです、森田透も今西良も風間俊介もみんなじっさいに生きているのですから。完結したのは死者の、竜二の人生だけなのです。」とあります。
    他にも
    「私はしょせん「ミステリー作家」でも「SF作家」でも「時代小説作家」でもないのです。栗本薫は「物語作家」です。これからも、そうやって書いてゆくつもりです。ジャンルの別など、何の障害でもなく、書きたいものを、書きたいように。それが各々のジャンルの偏狭なフリークたちに、そのジャンルを「土足で汚す」ように見えるなら、あいつは馬鹿だと思っておればよい。いつか、必ず、小説はつまらぬジャンルやセクショナリズムを越えるでしょう。私はすべての物語性とそれの生んだ世界とを全身全霊をかけて愛しています。」〔昭和五十九年早川書房ハヤカワ・SF・スペシャル『火星の大統領カーター』あとがき〕栗本薫;中島梓.栗本薫・中島梓傑作電子全集10 [SFII](p.1375).株式会社小学館.Kindle版.
    等々、なんならもっと若いころの文章からも折々に「誰が書いても変わらないような文章は書きたくない」「ジャンルを超えた、ナマの人物の人生や物語を書きたい」という意思がみてとれます。
    矢代シリーズも読まれたなら、矢代俊一が最初から最後まで「いい音楽はジャンルにこだわらなくてもいい音楽なんだ」「もっと自由に」と度々モノローグで語っているのもわかりますよね。(あと透は俊一と幸せになってますね、一応)あれが栗本さんの小説観そのままで、かつ目指したものだと思いますよ。
    ついでに言うと俊一が前と違う事をしようとすると、「変わった」だの「終わった」だの言うファンが何かといる、というのも栗本さんの体験でしょうね^^;
    でもそこにとどまらず、実際にある別の世界や誰かの人生を切り取ってきたかのような、生きた血肉の通った、終わらない物語を目指してたんだと思います。
    ジャンルや題材らしい文体選びが得意という特技や、古典を山のように読んでいたからかコンサバな土台があるから、あるいはぶっ飛んでいるからか、そういう発想が浮かばないんだと思いますが。そう思って見てみると謎がかなり解けると思います。
    どこだったか、電子になっていない紙の本(若いころの本)で自分をドン・キホーテだと言っていて、終始一貫自分の理想の小説を目指していた点ではとても真摯でパワフルな人だったなと思います。

    なんだかやたら長くなりました、失礼しました。

    作者からの返信

    なんというか、私は栗本薫のあとがきは死ぬほど好きだった人間で、当然読めるものはほぼすべて読んでいます。私の文体も栗本薫のあとがきやエッセイの影響がものすごく濃厚です。
    で、そこに書いてあることも一度はすべて信じ、栗本薫のすべての作品や考え方を肯定しようとしていたのですが、最終的な結論としてこれらのレビューを書いています。
    なので、栗本薫があとがき等で書いていることを信じられているうちは、私のレビューなんて読まないほうがいいんじゃないかな、と思います。特に1995年以降の作品のものは。
    私だって無条件に栗本薫を愛していた時期にここにあるようなレビューを見たら「わかってない」と思ったろうし、そう思えている読者の方が幸せだと思います。

  • 同感。
    あと角川の天野喜孝のイラストも忘れがたい。

  • 026 魔界水滸伝 1への応援コメント

    魔界水滸伝....キマイラと合わせてちょうど読み返したいと思っていた処だったので、グッドタイミングなレビューでした。
    栗本先生には是非とも完結まで突っ走ってもらいたかったですが、グインの様に継承する作家さんが
    どんどん出現しても、自分は大歓迎です。
    因みに自分は初クトゥルーがラヴクラフト全集第一巻『インスマスの影』だったので、ホラー演出に
    永井豪オマージュの世界観の合体は凄く新鮮に感じたのを覚えております!

  • 自分の心の弱さを許してくれるのが、栗本薫の書くものだけだった、これは正に私も感じていたことでした。歌詞のある歌は殆ど聴けず、本来大好きな星新一さえ読めず、病んでいた時期に、栗本薫だけが読めました。
    私の「心」にとって、栗本薫を読むことは、ほんとうに大切な時間でした。
    全著作レビューを読ませて頂きながら、思い出しつつ、まだ読んでいないものを読もうと思います。ありがとうございます。

  • 栗本薫もBLも、松田×アトムのカップルも大好きなのに、栗本薫がヤオイを書く時に現れるセリフ回しにかなりウッと来ていた私としては、共感が凄まじく。
    わかるわかると笑いながら読んでしまいました。
    受け側がいきなり従順すぎる女性になっちゃうとことか…自分のオンナになれという言い回しとか…
    時代が変わって、男の娘ものが流行って、確かに読み手として感性が変わってきたので、昔よりスッと入ってくるのかも…? 目から鱗の視点でした。
    松田さんといちゃこらしてもいいけど、伊集院先生への強い感情はほんと、持ち続けて欲しかったですね…

  • 初めまして。
    2016年の投稿に対して、いまさらこんなことを書くのは時機を逸しすぎかもしれませんが、ちょっと気になりましたので。
    JUNE論において萩尾望都に言及しないのはJUNEに彼女が参加しなかったから、では?
    森茉莉さんも寄稿していませんが、こちらはまあ、別としたいと思います。
    (それと細かいことですが萩尾さんは次女です)
    JUNEの掲載作品リストというのがあるので検索してみましたが、萩尾さんが、漫画作品をJUNEに寄稿した形跡がないのですよ。
    山岸涼子さんも同様。

    中島さんは萩尾望都特集雑誌に寄稿もしていますし、彼女の作品を好きだとも書いていますが、交流があった気配もないのです。
    竹宮さんや木原さんと違って、中島さんと対談したこともなかった様子です。

    当時JUNEを購入し、美少年学入門などもとても面白く読みましたが、それでも、
    >萩尾望都の作品が射抜いた正鵠を語らずにJUNEが語れるものだろうか
    語れます。
    萩尾望都に影響を受けたと思しい作家もJUNEにはいたと思います。彼女たちの作品と共にJUNEを語るとき、源流として萩尾望都とその作品があると語ることはできます。けれど、萩尾望都でJUNEを語ってはいけないのです。
    竹宮さんやそのブレーンである増山さん(ご冥福を祈ります)などにとってもそれはとうてい受け入れがたいことでしょう。
    JUNEは彼女たちのテリトリーですから。

  • 010 絃の聖域への応援コメント

    この作品はよかった、ミステリの衣を着せた芸談ものとでもいうのでしょうか。芸談もの、という言い方があるのかどうか(いまわたしが思いついた言い方なので)、でも、栗本薫はこの作品だけでなく、日本舞踏や歌舞伎を題材にしての同様の短編があってどれもよかったです。
    私にとっては芸談もので記憶に残る作家ですね>栗本薫

  • 職場で読んでいて吹き出しました。
    面白すぎます!

  • 欠落部分が発見されたそうです。再読してみようかな

  • 143 魔界水滸伝20への応援コメント

    たった今魔界水滸伝を読み終わった者ですが、自分も同じ感想でした。なぜこんなに面白くなりそうな展開からこれほどまでに肩透かしを喰らう作品になってしまったのか残念でなりません。セイヤとは何だったのか、百八人の戦士は何だったのか、ダゴンが雄介たちの父親で涼は彼らの兄弟と発言した意味は、ていうか最終巻の表紙はなんで茨木とフランなのか、不満をあげればキリがないですが、でもほんと、途中まではめちゃくちゃ面白かったのに・・・。

    作者からの返信

    百歩譲って伏線無視は許しても、クトゥルーVS妖怪のラインを捨てたことだけは許せませんねいまだに……

  • あの当時をリアルタイムで経験してた年寄りですけど、あの当時には、今みたいに日本産のファンタジーはほとんど無かったんですよ。
    欧米産のファンタジー小説しか無かった中で、今だとありきたりな設定を、あの当時に提供できたと言うのが凄い訳ですが、、、たぶん理解しにくいとは思います。
    なんと言うか、初代のウルトラマンや仮面ライダーやマジンガーZを、今のウルトラマンや仮面ライダーやスパロボとは比較しても、ほとんど意味がないと言うのと同じ。何もないところに出てきたから凄かったんですよ。
    もしも、今も栗本薫が生きていたら、なろうやカクヨムで、大量に作品を作ってたと思いますね。

    作者からの返信

    別にいいんですが、人の話聞いてないって言われませんか?


  • 編集済

    壮大なプロジェクトに取り組んでいらっしゃる執筆者に心からの敬意を!うなぎさんとほぼ同世代ですが、栗本薫/中島梓氏の読者ではありません。しかしながら偶々このレヴュー集に逢着し、たいへん勉強になっております(自身が売文業でありながら四十の壁に行き詰まりつつ…この年になると編集者は何も言ってくれませんから)。栗本薫氏御本人にこの全レヴューを読んで頂きたかったですね。読み進めている最中ですが、「小説道場」ネットで発注しました。昨日、ダブルうなぎマークの「翼あるもの上・下」読了。紛い物としての透、三島の「天人五衰」の透のイメージを振り払うのに一苦労でしたが、重ねてしまって良いのかどうか…そんな文芸的記録が留められていないのが、栗本薫/中島梓氏の「文筆家」としての淋しさであると同時に、トリックスター(って死語を彷彿)としての真骨頂なのでしょうか。全作品レヴュー、今後とも楽しみにしております。

    後日追記。序章コメントへの御返信、有難うございました。余計な自分語りで申し訳ない。しかも匿名で二重に失礼致しました。名前付けました。

    作者からの返信

    ありがとうございます。なんというかこう、書く必要ないのに文筆業であることをアピールしつつ匿名という自意識の在り方に、栗本薫作品に出会うべき人だな、と思いました。

    ええ……そんなに何回も書き直さなくていいじゃない……

    編集済
  • 185 さらしなにっきへの応援コメント

    どれか再読しようのして、見つかったのがこれだった。
    私の持ってる『さらしなにっき』は、一話ごとに栗本薫のコメントが付いていて、当時は面白がって読んでたこのコメントが痛々しいというか恥ずかしいというか。
    私は短編にもこんなに才能あります。昔からあるし、今ならもっと書けるでしょう。でも、今は長編の依頼ばっかりなんです、才能あるから。出版社さん、こんな私に短編依頼しない?もしかしたら、長編になるかもしれないけど、人気出るから大丈夫。
    こんなコメントです。
    …うなぎさん、ごめんなさい。作品は嫌いじゃないけど、なんだかツラい本でした。

    作者からの返信

    作品が面白いうちは痛いのも味ですね

  • 024 翼あるもの 上・下への応援コメント

    ものすごく久しぶりに読み返しました。下巻のみですけど。最初は高校生の時に読みました。あまりの衝撃になんだかしばらくおかしくなりましたよ。高校生に男娼だのSMだのは衝撃過ぎて、大人の階段を一気に何十段も登ったように思ったものだった。今読んでもいい作品だし、透くんは馬鹿だけど愛おしいなあと思う。こんな作品があるのにどうして栗本薫は評価されないんだろう…って、晩年がダメダメだったからなんですね。うなぎさん、素晴らしいレビューありがとう。あなたのおかげで黒歴史だった栗本薫が読み直せまました。『殺意』はやっぱりいい作品です。

    作者からの返信

    だいたいみんなこの作品が好きですね

  • ありがとうございます。
    熱心な栗本薫ファンでも特撮ファンでもない私が、グインと戦隊に関心があった時期の少し後にこの本を発見してとてもハマりました。
    その本の魅力を、これほどの熱意を持って語って下さった事に、栗本薫でもないのにお礼を申し上げたくなりました。

    …私を含む数多くのワナビ(この頃そんな言葉は無かったと思いますが)に、文学ではなく物語を妄想する事を励ましてくれたという点において、とても罪深い本でもありますがw

  • 130 パロスの剣への応援コメント

    確かに、マンガが打ち切りっぽいエンドだったので、小説ではがっつりその後が描かれていると期待して買ったので大層がっかりしたものでした(遠い目)。

    作者からの返信

    ノベライズとしては普通にひどいですね


  • 編集済

    中島梓さんの本は、私はあまり人に薦めるつもりはないのですが、とにかく私一人で読んでいて笑え、楽しい気分になります。その点で、『わが心のフラッシュマン』と『小説道場』は最右翼だと思います。

    作者からの返信

    十代の頃に友人に熱心に布教して十年後に思い出すと辛くなるまでが栗本薫のカリキュラムなのでちゃんと履修してください


  • 編集済

    419 ムーン・リヴァーへの応援コメント

    そうなんですよ、このモヤモヤを文面にしている方がいて嬉しいです。
    2017年12月の角川文庫で発見してしまって、つい読んでしまったのだけど、そうじゃないよ、なんなんだよ、島津さんおかしいよ、透もなんだよーと散々悶えました。30年も待ったのに。
    終わってないよなー、森田透の物語は。亜美ちゃんとわちゃわちゃしながら今西良を待ち、復帰させてもいいんじゃないか。金はあるんだし。そんな2次創作ほしいです。


    追記
    返信ありがとうございました。
    I時間かけて読破、これですよ!
    まさに朝日のあたる家のタイトルに相応しい作品です。
    これならわかる。泣ける。
    職業同人作家栗本薫が到達できなかった成長物語だと思います。

    作者からの返信

    「うなぎのあたる家」というワードで検索すると出て来るのが、浜名湖うなぎとかいうのが書いたそういう二次創作になりますね……

  • 初めまして。
    貴方の『追悼文』に滂沱の涙です。
    腐しているのに、泣けてきて堪りません。
    容赦なく切って捨てる物言いが、堪らなく快感で、読んでいて笑うのをこらえるのに必死になっている自分がいました。
    ずいぶんなものだと思うのだけど、それでもその分だけ、愛が感じられて、なんだかなあもう、と呟きながら涙していました。
    自分も同じ穴のムジナだと思います。
    己はそんなにたいしたものではないのだと思い知らされる日々を生きています。
    もう全然羨ましいとか思わないで生きています。
    …いやちょっぴり悔しいかもしれません。
    書いてくださってありがとうございます。
    まったく自分あてではないけれど、勝手に感じて勝手に目からウロコして、これからも生きていこうと思います。
    なに書いてるんだかよくわからなくなって申し訳ございませんが、どうしても何か書きたかったのです。
    最後まで読んでくださってありがとうございます。

      2017.11.17  torya1211


    作者からの返信

    熱いコメントありがとうございます

  • 026 魔界水滸伝 1への応援コメント

    永井豪御大の挿絵付き文庫が10数巻まで中学校のころ図書室に入っていて、なんだかこれは中学校の図書室に入れていてはいけないヤバイやつなのでは?とドキドキしながら読みました(実際いけないヤバイやつだったと思う)。

    作者からの返信

    中学生的には三巻のエロシーンが大人気ですね。

  • 039 魔界水滸伝 3への応援コメント

    本書はリアルタイムで読んでいた世代なので、久々に思い出す固有名詞が多く感無量です。
    他の巻、他の本もゆっくり読ませていただきます。

    作者からの返信

    まかすこの話、不思議なほどに誰もしないのに単語はわりと脳にこびりついていて驚きですね

  • 026 魔界水滸伝 1への応援コメント

    この時点ではまだ普通の人間だったのにと!罪作りです。

    作者からの返信

    みんな化け物でしたね

  • 026 魔界水滸伝 1への応援コメント

    私は、この作品でクトゥルーに触れました。ゾクゾクしながら読んだ覚えがあります

    作者からの返信

    自分も初クトゥルーでした

  •  初めまして、まだ読み始めたばかりですが、大変ありがたいレビュー集です。
     「文字数ぴったりに収める魔術師」「書かないと死んでしまう病」など評価されていましたが、亡くなられてもう7年なのですね。
     これから時たまコメント入れさせていただきます、よろしくどうぞ。

    作者からの返信

    よろしくどうぞ

  • 069 魔境遊撃隊 第一部への応援コメント

    当時のクトゥルフ神話は、まだ知る人ぞ知るマニアのスノッブな嗜みでした。並行世界物といえば、ライフワークという面でグイン・サーガに多大な影響を与えた「太陽の世界」の作者である半村良の「亜空間要塞」でしょうか。ウルフガイシリーズの主人公である犬神明の実物が登場したり、こういった同人ノリというか、茶番じみた作風が好まれる時代だったんですね。

    作者からの返信

    そうですね