なにが正しくなにが間違っているのか

この作品は『善』の話であり、同時に『偽善』の話でもあります。

少女の『善』ややがて『偽善』へとかわりますが、一方でならば『悪魔』の『善』は『偽善』ではないのか?
そして、何よりも少女をたたえる者と、そして少女を迎え入れた王は『善』なのか『偽善』なのか?

……議論はいくらでも出来そうですが、一番の『偽善』はこの話を読み終わって自分の答を誰かに押しつけることなのかもしれません。

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