第7話 結びの白昼夢

・・・・・


ここまでのプロットを頭の中で組み立てただけで疲れ果ててしまった。


「無理だ・・・書けない」


わたしは決して異世界モノを揶揄するのではなくって、それらの小説が緻密すぎて読めないのだ。


同じように書けないということを痛烈に思い知った。


わたしは自分の人生を切り売りするかのようなエピソードと、少なくとも自分が読んで理解できるような文章を書くことしか出来ない。


ゴールデンウィーク直前の授業中のささやかな妄想のみで、わたしの野望は終わった。





おしまい

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アピール大魔王小説で本当に読んで欲しい物語を謳う少女 naka-motoo @naka-motoo

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