木花咲耶姫と磐長姫、そして瓊瓊杵命に携わる話が好きなので閲覧させて頂きました。短編小説だからこそ美しいと思える作品だと思います。それでも個人的にはもっと読んでみたいと思ってしまうほどの、良作だと思いました。一話完結ですので小説を読むのが苦手な方でも抵抗なく読む事が可能な作品です。
どう書いてもネタバレになりそうなので、何も書きません。星の数は、短編にはMAX2つが信条だからです。
有名な記紀神話のコノハナサクヤヒメとイワナガヒメの姉妹の話。一見、日常に疲れた男性の一人旅でしたが、日常の薄皮がはがれて非日常が顔をのぞかせる。そんな素敵なお話でした。
自分のとった行動が 後になってこういう事だったのか… と気付かされる事。どうして そうしたのか、わからないけど行きついたら そこだった。不意に 不思議な感覚を覚える事あります。 それは何だったのか。自分の記憶でも到底及ばない 古からの呼び掛けなのかも… キレイな香りが残る 素敵な物語でした。ありがとうございます。
永遠の命がなくても記憶が残っていれば……ですね。私もTVの雑学等が好きなので主人公にちょっと親近感がわきました。
特産品などが説明されていて、てっきり日常的なお話なんだろうと思って読み進めていたら、まさかのファンタジーな展開。どこかほんわかと、ほっこりとさせられるような一時でした。
心のリフレッシュ大切ですね。冒頭は何かに行き詰まった主人公ですが、それを自分にも重ねてしまいました。この作品を読んで擬似体験的にリフレッシュできた気がします。何かに疲れて求めるものは昔の古い記憶なのかな。不思議な世界を信じているわけではないですが、やっぱり何かこことは別の世界はあるんだろうなと思います。その世界観が綺麗に描かれているなぁと思いました。作品によって全く違う作風に書けて素晴らしいです。
彼女に対して不器用な対応をする主人公がとてもかわいらしかったです。にこにこしながら読み終わりました!
色々な経緯があった末、何の気なしに向かう事になったのは様々な曰くが伝わる湖の傍。ここまでは普通の旅行記なのですが、物語はここから少しづつ不思議な、そして神秘的なものへと変わっていきます。詳細を書くとネタバレになってしまうのですが、もしかしたら読者の方も、そして自分も、様々な運命の地や巡り合わせを抱えているのかもしれない……短い文章の中にそんな事を思い起こさせる要素が詰まっている、素敵な短編です。
新着おすすめレビューから拝読。本当に美作でした。最初は泥臭い現代ものかと思いきや、最後は素敵なファンタジーでした。えくせれんと!
日本の首都、東京は憧れの場所になりやすいと思うのですが、東京育ちの人間にはどうってことないのかもしれない…と、序盤を読んで思いました。そしてラストの衝撃。なるほどタグのファンタジーはこういうことか、と納得です。作中に出てきたほうとうもいつか食べてみたいなぁ。明日からも頑張ろう、そんな活力をもらえました。