このタイトルで傑作にならないわけがない

まずはその印象的なタイトルにハッとさせられました。自分は題名をつけるセンスが皆無で、擱筆後にそれこそ投げやり気味に題名を決めている有様なので……。このタイトルを冠した時点で、本作の成功は半ば約束されたようなものです。
ジャンルは恋愛・ラブコメですが、ファンタジーやSF、ミステリー要素も散りばめられています。それらが無理なく作品に溶け込んでいるのは、やはり根幹にある一人の少女の紛れもない〈現実〉が、誠実に描かれているためでしょう。

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