前作よりも朗らかなだけに、ラストの切なさが効いてくる

不慮の事故でお亡くなりになってしまった少女の魂が、悪い者達に連れ去られないよう、幽霊のジャックが奮闘するお話です。
起こっていることは深刻なはずなのに、終始ジャックが和ませてくれるのでそこはすんなり過ぎ去っていきました。
だからこそ後半につれて忍び寄ってくる闇の部分が効いてきて、前回とはまた違った味が楽しめました。
バトルの描写もしつこくなく、小説として非常に丁度いい量で読みやすかったです。