　マスター5歳

　HP　28

　MP　263

　INT　288

　ATK　29

　DEF　26

　LUK　113

　本日は卒園式でございます。

　1年間の成長たるや…涙が止まりません。

　うっかり成仏してしまいそうなほどの高揚感とでも申しましょうか…。

　制服に身を包んだマスター？

　マスターだけ…ローブでございます。

　ど紫の…ローブに魔道士の杖を装備されております。

　ひときわ荷物が多いと思ったら…ソレだったのですね…マスター。

　ですが…誇らしく胸を張りつつも、涙をあふれさせているマスター。

　魔道士の杖を天にかざし…ゴニョゴニョ……。

「あっ…マスターその呪文はいけません…」

　手遅れでございました。

　花を咲かせようとしたのでございましょう…お優しくも、派手好きなマスターらしい、御発想でございましたが…召喚されたのはバンシ―でございます。

　KIYAYAAAAAAAAAAA-----------AAAA……

　辺り一面に、マンドラゴラが溢れだし叫びだします。

　付近の住民含めて、みんな泡吹いて気絶いたしました。

　マスターも例外ではございません。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい