LV5 お昼寝

 マスター5歳

 HP 21

 MP 203

 INT 245

 ATK 27

 DEF 19

 LUK 105 


 保育園に通うことに慣れてきたマスター。

 ちょっと人見知りなところが気になります。


 …………お昼寝のときでございました。

 悪夢にうなされるマスター…ウンウ~ン…と顔も歪みます。


「むにゃ…はん…ひき…じゅあ……ぼそぼそぼそ……」

(ん?)

 マスター何か言いましたか?

 天井に虹色の亀裂が入ります。

(なんかまずいような……)

 時空の裂け目から顔を覗かせるのは召喚獣『サラマンドル火とかげ』!!

 クワッと開いた口から火炎が噴出します。

 あっという間に庭は火の海でございます。


 気づいた保母さんが、慌てて水系・氷系の魔術で消火いたします。


 起き出したご学友も泣きだします。


 騒ぎの中…ふわぁ~とアクビしながら目をこすりこすりポヤ~と寝ぼけております。

 御自分で召喚した『サラマンドル火とかげ』に驚いた様子もなく、手をヒラヒラさせて召喚獣を引っ込めました。


 騒ぎを他所に、もう一度ブランケットに包まり眠ろうとするマスター。

 さすがでございます。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る