LV25 高校生活

 マスター16歳

 HP 86

 MP 684

 INT 728

 ATK 83

 DEF 94

 LUK 218


 高校生活も早や数か月…夏休みを前に中間試験でございます。

 頭は良いのですが…どうにも自己顕示欲が、お強いほうで…蛇足になりがちなマスター。

 学科はともかく…実技が不安でございます。


 魔学科を専攻しておられるマスター。

 課題はクジで決まります。

 召喚・4系統魔術・時間操作・状態操作の4つから選びます…どれを引いても、なんだか不安でございます。

 マスター…状態操作を引いてしまいました…まぁ…苦手というか…地味だから嫌いというか…不得手と言わざるを得ないのでございます。


 試験当日…。

 檻の中のオークを対象に『毒化』・『麻痺』からの『癒し』で完了です。

 苦しそう…動け無さそう…治ったっぽい!

 マスター…初歩とはいえ完璧でございます…感無量ですよ…。

 完璧な演技でございました。

 オークさん…。

 昨夜…マスターはオークさんと取引したのです。

「協力してくれれば、自由にしてやる」

 完璧に演じました…グッジョブ!


 その夜…。

 オークさんは森へと帰って行きました…。

 数年後…このオークさんはオークキングへと進化し…さらに数年後、マスターに仕えることになるのですが…それは、またのお話です。

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