LV4 入園式

 マスター5歳

 HP 18

 MP 185

 INT 230

 ATK 25

 DEF 18

 LUK 103 三桁になりました♪


 マスターの入園式でございます。

 アタシもスーツで見守ります。

 病弱なマスターが気がかりですが、怪我だけは防いでみせましょう。


 入園式、あたりをキョロキョロと見回すマスター。

 アタシも守護霊チェックです。

 なかには近寄らせたくない子もおります。


 今まで以上にマスターをお守りせねば。

 なにかマスターに落ち着きがありません、どうしたのかとよく見れば、後ろの子供がマスターのローブの裾を引っ張って遊んでいます。


「ナニしてくれてんだ!」

 霊的圧力を最大にして相手の守護霊を睨みつけます……。

 猿…守護霊が猿…動物霊か~。

 猿がアタシを威圧してきます。

 あまり相手をしたくないのですが、仕方ありません。


 霊力解放をしようと深呼吸したときでございます。

氷飛礫コールディ

 ボソッと呟くマスター。

 後ろのINTの低そうなご学友めがけて氷の粒が、そこそこの勢いで四方八方から飛んでいきます。

 泣き出したINTの低そうなご学友。


 保護者と先生に連れられて会場を去りました。

 クスリと笑うマスター。

 あぁ…やはり魔王に、お成りあそばせるお方でございます。

 詠唱無しで発動させるなんて…魔力の高さが成せる業です。

 指先で空に呪法を描いたのですね。

 嬉しくて涙が……。


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