エピローグ
始まりを告げる道
調律は終わった。しかし霧はまだあった。ただその濃度は低く、遥か上空は蒼く輝き眩しいくらいに晴れているのが分かる。
レイナの調律によって、カオステラーはストーリーテラーへと戻った。それにより、カオステラーを作る要因を作ったために力を使い果たした『願いの宝珠』は、僅かながら力を取り戻したようだった。
「それにしても、此処のカオステラーはちょっと変わっていたね」
「ええ。何か、ロキともカーリーとも手口が違っていたような・・・・」
「カーリーはともかく、ロキの仕業にしては、今回全く本人の姿が見えなかったからね」
そしてエクス達は、ハッキリと見えるようになった道を歩いていた。濃霧やヴィランからの攻撃で望めなかった景観。晴れ晴れとした丘から、一行は遠くに見える赤いレンガ造りの城下町を眺める。打ち上げられる花火の音が聞こえてくる。
どうやら『エトワール』が、とうとう城から出発したらしかった。
・・・・自身の命を捧げ、世界を守る『願いの宝珠』が願いを叶える回数を増やす為に。
そう。自分の命を使って・・・・。
「あの狡賢いエセ紳士のロキの事だもの。私が『調律』をする前に出てこないなんて、今までと違っているから引っかかるわね」
次の《想区》へ向けて出発する一行は、歩きながら身支度を整え、花火の音を聞いていた。
「・・・・そういえばさ。この《想区》にある『願いの宝珠』って、面白いよね」
「確かにそうですね。エディさんの願い・・・・『空白の書の持ち主になりたい』という一見ムチャな願いまで叶えてしまったのですから。さすが、ストーリーテラーのやる事ですね」
シェインはふむ、と一瞬間を置くと、再び話し始める。
「ですからこれは仮説ですが、シェイン達がもし、あの宝珠に『運命が欲しい』と願えば、この《想区》のものに限るでしょうが、与えてもらえる可能性があります」
(・・・・それって)
シェインの言葉を聞いている内に、エクスの脳裏にある仮説が立ち始めた。
未だ、ストーリーテラーという存在に出会った事のある人物はいない。カオステラーとなって垣間見る事は多くあるが、ストーリーテラーが目の前に現れた事は無い。だから、それは完全な仮説。
『願いの宝珠』は、あらゆる願いを叶えてしまう。であるならば、ストーリーテラーはあらかじめ『主人公が自由になりたいと望む未来を予見した』かもしれない。そして主人公であるエトワールが、全てを捨ててまで自由を掴み取りたいと願う手段が『願いの宝珠』だったとしたら。
ストーリーテラー自身が、あえてその《想区》の住人に『自由』を掴み取るためのキッカケを与えていたのだとしたら?
もしかすると。
この《想区》は、本来なら『カオステラー』を最も生み出しにくい《想区》だったのでは――
―― 本当なら《空白の書》の持ち主が、影響を与えづらい《想区》なのでは・・・・。
カーリーやロキは、全ての《想区》の人々を、ストーリーテラーの生み出す運命から解放しようとしている。だが、この《想区》ではカオステラーを生み出す為に色々と手間が掛かったのではないだろうか。
大体、今回カオステラーが生まれた経緯も、エディが『偶然』空白の書を持った人物と出会っていたから出来た事。そうでなければこの《想区》は、カオステラーが生まれるような環境ではなかったはずだ。
色々と、後回しにした方が良い想区だと言える。
「・・・・ロキにしては、効率が悪い」
ボソリと呟くエクスの声に、タオだけがチラリと目をやった。
しかし、それをあえて追求せず、悶々としながら歩くエクスを見つめる。
考えながら歩くと危ない。が、見るからに重要そうな事を考えているのに、それを邪魔するのは忍びない事だ。タオはそれ以上何も言わず、いつ転んでも大丈夫なように見張っていた。
「それにしても、あのエセ紳士。毎度チラチラ見えるのに、どうして今回に限って出てこないのよー。あのムカつく敬語のニヤニヤした奴はー」
「お嬢、それはもう良いと思うぜ。出てこなかったらそれはそれで良いじゃねぇか」
「むぅー・・・・それは・・・・」
「・・・・僕が見たのは、多分、その、ロキっていう奴じゃない、よ」
「「えっ?」」
それぞれ考え込んでいたエクスとレイナが、思いも寄らない言葉に振り向く。
2重の意味で。
「え、ちょ、どういう事なの?」
「どういう事も何も、エセ紳士、っていう部分がちょっと、引っかかって。あいつはどちらかと言うと子供というか、何というか・・・・」
しん、と、場が静まり返った。
「そうじゃない! どうして君が・・・・」
エクスは、ゴクリとツバを飲み込む。
「どうして此処に『エディ』がいるの?!」
「あぁ、そっち、か」
エクスの驚愕に対し、恐ろしく冷静にエディは対応した。
「どうして・・・・っ。エディ、貴方は私の『調律』によって、自分の運命を取り戻したはずなのに!」
エディの運命。それは『エトワール』として、願いの宝珠に命を捧げるというもの。
レイナの予想では、エディはカオス・エトワールを調律すると同時にエトワールとしての運命を取り戻すはずだった。そして、カオステラーが生まれる前、つまりは、エディとしてエクス達に『出会う前の』状態に戻っているわけだ。
それは記憶に関しても言える。
簡単に言えば、エディは今『エトワール』に戻っているはずであり、レイナ達の事を忘れていなければ、とてつもなくおかしな状況なのだ。
レイナが大声を張り上げると同時。エディは彼女への回答として、見るからに重そうで大きな鞄から見覚えのある一冊の本を取り出した。
調律によって、自らの運命を取り戻したはずの『運命の書』である。
「そう、だね。まぁ簡単に言うと、僕はもう『エトワール』ではないから、かな」
「え、エトワールでは、ない?」
己の『運命の書』を、適当に開いて一頁だけ見せるエディ。
「僕自身も、信じられない、けど」
見事なまでの空白が、そこにあった。
「僕が此処に『エディ』としている、という事は、僕が『願いの宝珠』によって空白の書を手に入れたのはカオステラーが生まれるキッカケじゃなかった、という事じゃないかな」
「カオステラーが生まれるキッカケじゃなかった・・・・? たしかにそれなら辻褄は合うけど・・・・っ」
言いたい事は山ほどあった。しかし、どうにもそれが言葉にならない。レイナは小刻みに震えながらに、口を開いては「あ」とか「う」とか、声にならない言葉を漏らすばかりである。
「・・・・僕も正直納得していない。僕に返ってくるはずの運命が、返って来ていない、から。どう償えば良いのか・・・・」
エディは目を伏せ、軽く拳を握った。
納得していない。納得できない。本来ならば、自分はどうあるべきだったのか?
その問は無限のように溢れては虚空へと消え、返される答えは無い。
返してくれるであろう者は、あの時の『エトワール』は、もう何処にもいないのだから。
「・・・・でも、奇跡的な事が起こってね」
そう言って、自身の『運命の書』の、最後の1ページを開いて見せた。そこに、少しクセはあるが、しっかりとした文字でこう書かれていた。
『 Good lack ! 空白の人生に幸あれ 』
「・・・・誰から?」
「さぁ? でも、明らかに誰かが落書した感じだよね。何だろう、これ」
何故か聞き返してきたエディに対し、聞き返された4人は目を瞬かせる。が、そんな事をしても彼の満足するような答えを出せるはずが無い。
可能性ならいくらでも挙げられる。これは元はといえば『運命の書』なのだ。ストーリーテラーが走り書きで書いたのかもしれない。第三者による、かなり性質の悪い悪戯の可能性も無くは無い。
しかし。
本当にあの『ストーリーテラー』からのメッセージならば・・・・?
「・・・・まぁいいや。そんな事よりも、さっきはうやむやになったけど、多分此処のカオステラーは、その、ロキさん? の仕業じゃない、と思うよ」
「違うのか?」
「だって、紳士じゃなかったもの。僕達と同じくらいの背丈で、ツギハギだらけの白衣を着込んでいたし、髪は赤系の色で手足が細長かった気もするよ。まぁ、少なくとも喋り方は全く紳士じゃなかった。むしろ、少年っぽいような気がしたけど」
たしかに《想区》が違えば文化も違う。言語も違う事もしばしばだ。が、少なくともツギハギだとか白衣だとか、極め付けに同じくらいの背丈などというロキだとは思えない単語が出てきている。
カーリーは論外だ。カーリーは間違えようの無い美少女なのだから。それに、相手に払う敬意という点では、ロキより数段上である。
もっとも、実はエディはその姿を見ていないのだが。
何せ相手は、陰に隠れて話しかけてきた。渡された願いの宝珠にしたって、魔法か何かで運ばれていたのだ。声の部分は本塔だが、容姿に関しては全くの大嘘だった。
しかしそう言うことで、唯一顔を知っているエディを連れて行く事で、かつてドンキホーテの想区にて、何の関係も無いといった体で接触してくる危険性が減る。エディはドンキホーテの事など微塵も知らないがそういった可能性がある事を考慮してそう言ったのだった。
とはいえ、そんな事は知らないエクス達は、そんな事情など知らない。
なので。
((((誰だそりゃあ?!))))
4人は驚きすぎて声に出せない分、心の中で思う存分叫び散らした。
「というか、エディは何で此処にいるのさ・・・・?」
やっとの思いでエクスから出てきたのは、そんな疑問だった。
そもそも、エディは空白の書の持ち主になったとはいえ、この想区の住人である事に代わりは無い。留まっていたとしても、何かとんでもない事をやらかしでもしなければ、ヴィランに襲われる事も無いだろう。この《想区》で静かに暮らしていくだが・・・・。
エディの鞄は、出会った時よりも若干、大きく膨らんでいる。
「見送り、にしては、荷物が多くない・・・・?」
「うん、だって今から僕も、君達と一緒に行くから」
「は?」
エディの言葉に、エクス達は顔を見合わせる。
「これからは僕もお供いたします、レイナ様」
エディの満面の笑みとレイナの呼び方に突っ込む余裕すらなく、一行はエディに向き直り・・・・。
「―― ええぇぇええぇええええ?!」
再び、叫んだのだった。
その声は輝く青空に響き渡る。こうして、一行に新たなメンバーが増えたのだった。
今は、カオステラーの出現した《想区》へ向かい、調律するしかない。それは言わば、カーリーやロキに対して後手後手に回っているという事だ。
しかし、いずれはカオステラーを生んでいる元凶、カーリー達へと辿り着かなければならない。場合によっては、彼等と一戦交えなければならない。
本当なら戦いも避けたい。そう願いつつ再び旅へ出る。
また多くなった、旅の仲間と共に。
―― 何処かの《想区》にて。
「―― カーリー様」
「どうかしましたか、ロキ」
ここは何処かにある想区。
中世ヨーロッパのお城にも見える場所。庭には数十種に渡る花々が咲き乱れ、木には熟していかにも美味しそうな果実がたわわに実っている。
その庭の端、片方の壁が取り払われた渡り廊下にて、2人の人物が会話していた。
一方は少女。木で作られたイスに腰掛け、もう一方の長身の男性は彼女にひざまずいている。
白い服に身を包み、白く長い髪を撫でながら、カーリーはロキの言葉を待つ。
黒い執事のような服に、黒い長髪を持った男性の名はロキ。レイナ達の言うエセ紳士ではなく、まさしく紳士然たるたたずまいである。
しかし、顔立ちも凜としているのだが、静かに浮かべる笑みは常に怪しげで、レイナの言っていた『ニヤニヤ』という表現も当てはまっていた。
彼は、彼の主人であり『混沌の巫女』とも呼ばれる少女、カーリーに、とある至急の報告をしていた。
「はい。申し訳ありません、実験失敗の報告に参りました」
カーリーは小さく「あら」と呟き、ロキの言葉を待つ。
彼女は生まれながらに盲目である。目の前に広がる花々を見る事は出来ない。当然、目の前にいるロキの容姿も見えていない。しかし、ロキの言葉が、その心が、自分へ忠誠を誓っている事を確信するに値する事を確認する術を、カーリーは知っていた。
盲目ゆえに手に入れた、生きるための術である。相手の言葉から、その心の内を読み取る力。魔法はないが、読心術を会得したのだった。
「栞の改良が・・・・失敗したようです。調律の巫女に接触する事も適わず、気が付くと此処に戻ってきておりました」
「まあ。では、今回の『栞』は」
「ええ、申し訳ありません。力を完全に引き出す事には成功したようですが、栞の力で別人格に掌握されるようです。肝心の使用者に記憶が残らず、コントロールが出来ないのでは使用が困難かと」
ニヤニヤと怪しげな笑みを絶やさずに、ロキは続ける。口調は真剣さが伝わってくるのだが、その表情が見える者にとって、胡散臭い事この上ない。
そういう意味では、ロキにとって盲目であるカーリーは都合の良い、最高の主人だろう。ただ、それ以外にも仕える理由は存在する。その気高い理想に惚れ込んだからである。それが忠義を真に誓う、第一の理由だった。
「・・・・ですが、力を引き出す事には成功したのですね」
カーリーは柔らかく微笑んだ。
「は。当初の実験の一部が成功、予定を完遂するに至りませんでしたが・・・・。その報告に参りました。何より、興味深い《想区》での実験でもありましたし」
紛れも無く、ロキはエトワールの想区の事を言っていた。
「栞の開発については、試行錯誤とはいえ、このままでは計画が破綻する恐れが・・・・」
その時、ロキの瞳に初めて濁りが混じった。
エクス達が使う『導きの栞』の開発。それは、ロキ達の目的の1つである。
既にその身にヒーローを宿す事までは可能だが、エクス達が持っている『本物』には程遠い。まだ使用者への負担が大きすぎるのだ。
「ふふ、何が起きようと、ちょっとした誤差の範囲内ですよ、ロキ。我々は我々の道を進めば良いのです。という事ですから、その事については不問といたしましょう」
「しかし、調律の巫女一行に我等の情報が渡っていれば、事と次第によっては少々厄介な」
「その事はもう言いましたね。何が起ころうと、ちょっとした誤差の範囲内です。すぐに直せる範囲内だと言っているのですよ、ロキ」
カーリーの目前にかしこまる男性の名前を呼ぶ語気に、少なからぬ苛立ちが込められる。・・・・温厚なカーリーにしては、珍しい事だった。
簡単に言えば、ウキウキして待ちきれない、といった印象を受けたのだ。
どうやら、カーリーは1人で物思いにふけたかったらしい。
「・・・・はい。かしこまりました、カーリー様」
カーリーには見えないが、ロキは怪しげに笑みを浮かべる。実はもう1つ報告があったのだが、珍しく、目に見えて早く一人になりたそうなカーリーを見て、ロキはその場を後にした。
あえて主人の機嫌を損ねる事もあるまい。それに、報告しようとした事象については、まだ不確かな事も多く、もしかすると報告しない方が良いかもしれないのだ。
完全に1人である事を感じ取ると、カーリーは無邪気な笑みを浮かべる。
「ふふ。また、会うのが楽しみになってまいりました。レイナ様・・・・エクス様」
レイナに会うのは楽しみである。彼女を説得し、その力を借りられれば、自分達で動くよりも数倍早く事は進むだろう。
そんな思いと同時に、少し気になる少年の名も呟いた。
それが恋なのか、はたまた別の感情で呟いたのか。
それは、カーリー自身も、誰も、まだ知る由の無い事だった。
「さて、あの事についての成功報告は、色々と確実になった後で良いでしょう。カーリー様は物思いにふけっておられる・・・・今は邪魔をしてはならないでしょうし」
ロキは1人、薄暗い回廊を歩きながら独り言を呟く。
「しかし、驚きですね。もしかしたら出来るかもしれないという程度だったのですが・・・・」
未だ完成に至っていないという栞を取り出すと、ロキはにぃ、と怪しげな笑みを浮かべた。
「まさか・・・・」
「―― 『空白の書』を持つ者の姿さえも、再現可能に出来るとは!」
導きの栞。それは、あらゆる《想区》で活躍する登場人物の力を、その姿を使用者に宿らせる事の出来るアイテムである。
しかし、エクス達栞の使用者、つまり『空白の書』を持つ者の姿は、それまでその身に宿す事が出来なかった。そもそも、そんな事を思いつく者もいなかっただろうが。
「少し惜しいですが、あの《想区》を手放してでも、この力が発現したのですから、良いのでしょうか」
栞を大切にしまいながら、ロキは変わらぬ速度で歩き続ける。
「まぁ、相手を一度でも懐柔させなければならないのですが、それくらいなら何とかなるでしょうね。これで調律の巫女一行に対する抑止力も増えたという事でしょうか・・・・」
コツコツと音を立てながら、ロキは怪しげな笑みを取り下げる。
「レイナ様一行は優しすぎる。優しいが故に間違った道へと知らずに進んでいる。カーリー様は説得を試みると言うが彼等は既に説得など聞き入れはしないでしょう。現に彼は・・・・おや、何でしたかね。おそらく栞の影響でしょうが、すっかり忘れていますねぇ」
深く思案するが、ロキはそこでカーリーの一言を思い出す。
何があっても、ちょっとした誤差の範囲内。
確かにそうなのだ。しらみつぶしにカオステラーを調律するレイナ達に比べ、ロキ達は指定した《想区》と《想区》の間を自由に行き来する術を持っているのだ。
レイナ達調律の巫女一行よりも、断然効率が良いのである。
「ともかく、今回の一件で調律の巫女一行に何かしらの影響があったのは間違い無いですね。あの《想区》もキッチリと元に戻っていましたし」
残念そうに、しかし再び怪しげな笑みを浮かべると、ふ、と。歩みを止めた。
「そろそろ、もう一度報告へ行きますかね」
何か企んでいるような笑みを浮かべて、ロキは踵を返す。
「・・・・ああ」
(そうでしたね。エクスと言いましたか。・・・・仲間に引き入れるとするならば、彼はおそらく、調律の巫女以上に厄介ですね)
エクスは、自分なりに解答を導き出してしまった。レイナもそれなりにカーリーから受けた真実に対する自分なりの回答は持ったようだが、ロキが思うに、エクスはそれ以上の回答を見つけ出したようなのだ。
エクスの瞳から、迷いが消えて――
「・・・・おや? 栞に乗っ取られていた間の記憶が戻っているのでしょうか」
ロキはカーリーの元へと戻る足を一瞬止める。
しかし、一瞬戻りかけたような気がしただけで、どうやら意識的に思い出すことは困難なようだ。
時間がかかりそうなので、ロキはムリに思い出す事をやめた。
カーリーに、報告をするために再び足を動かす――
霧に舞う少年 PeaXe @peaxe-wing
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