ブラジャーに関する一考察

『今日も、またしても、目が覚めたら女の身体になっていた。』

大ヒット中の「君の名は。」の番外編?の一作。
冒頭の、最もキャッチーな部分である"男女入れ替わり"を実際に経験した高校生男子が、感じるであろう心の動きが何だかリアルに(思える)形で書かれており、映画を見られた方は是非読んで追体験して欲しい。男子が女子の体に入ったら、身体のつくりや動きに戸惑う様や、瀧クンはこんな事を考えていたのか...と更に味わいが深くなる。
もう一回映画を見に行きたくなりました。この内容を頭に入れて、もう一度入れ替わりシーンを見たい。
そんな気にさせる一編。

ということで、カクヨムに掲載されているのは第一話のみなのですが、実は書籍版ではもう3話あります。
テッシーこと勅使河原、四葉、そしてお父さん宮水俊樹についてです。
どの話も「君の名は。」の魅力の一層のUPにつながっていますが、、お父さんの話は出色です。描かれなかったラストシーンの裏側がよくわかるので、映画を見た方は、是非書籍版をオススメします。

特に、結末にもやもやした方は、スッキリすると思います。

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