迎える結末は、彼らの未来か絶望か

久し振りに故郷に帰ってきた幼馴染み達。再開と共に故郷を懐かしみ楽しんでいたところ、謎の男の話から事態は一転します。

この物語の特徴はそれぞれの登場人物視点から紡がれる時間系列により、各人物の捉え方やその時間での印象が変わっている点ですね。しかも、ただ異なるだけでなく、その一つ一つが謎を解き明かす鍵になっていることです。読み進めながら「あ~、なるほど」と納得できました。

恐怖を味わいながら徐々に解明されていく。普通のミステリーとは違った物語を求めている人は是非ご一読を。