確かに日常生活には不条理なことがたくさん起こります。
しかしたいていは目をつむったり、我慢したりしてやり過ごすものです。なかったことにするものです。
ですがこの作者は違います。その場で反撃したり、やっぱり後で悪態付いたり、悲しんだり、途方にくれたり……
これはその戦いの記録、敢然と理不尽に立ち向かうエッセイです。
だからかっこいいのです。なかったことにして、うやむやにしていたことにケリをつけてくれます(毎度ではないですが)、その姿に等身大の勇者の背中を見る気がします。
と少し盛った感じもしますが、とにもかくにも楽しいエッセイ!
作者の平穏な日常を願わずにはいられません。