セッション1『彼らの第一歩』
【セッションリザルト】
一人分 経験点2000点+F 1726ガメル(内剥ぎ取り品売却=226G)
他獲得品
防寒着一着(シルフォン) 救命草*1 魔香草*1
ヒーリングポーション*1 アウェイクポーション*1
蛮族の奴隷+4匹
(コボルドの男の子/ゴブリンシスター/ボガード/ゴブリン)
ラッキーカラー"銀"
ファンブルカウント
ハル*1 ヴォルケット*1 ヴィルクラクス*2 ウマえもん*1
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過去の地殻変動の際に国土のほぼ全てごと沈下した常雪の国、シルバーボトム。
粉雪の降る、特別なにも変わりないとある日に、彼らは偶然出会う。
"上"から落ちてきたらしい記憶喪失の謎の女性ファイター ハル。
靄の上の青い空を見ることを夢見る、元貴族の女ライダー シルフォン
ハイマンの名門出身の占い師でありクス神官の少女 ミュースピリア。
元はシルバーボトムの騎士団にいたタビットの妖精使い ヴォルケット。
そして実の父親と蛮族達への復讐を誓うウィークリング ヴィルクラクス。
王都ウォームウォークの一角。
彼らはミランダというドワーフ族の女性が経営する冒険者の宿、
"うつろわぬ灯火亭"で出会い流れで依頼を受けることに。
依頼内容は"キーンリーン村の家畜や農作物を奪う蛮族を退治してほしい"
というもの。依頼書を持ち寄り、いまだ王都に滞在していた
村の行商人のおじさんの荷馬車に乗り一泊かけてキーンリーン村へ。
夜営時、野生のフロストスパイダーに襲われるものの危なげなく退ける。
翌日の昼頃村へ到着するも、どうにも不穏な空気が漂っていた。
村長であるソーン・チョウ氏に詳しく聞いたところ、行商人のおじさんの娘である
『リリア』が蛮族達に人質として攫われてしまったらしい。
報酬金の増額とリリアの両親の娘を助けてほしい、という願いを受けて
一行は早急に蛮族達が去っていくという村の西の森へ。
いまだ消え切っていなかった足跡をたどり、森の探索の末、小さな丘の横穴から
魔動機文明の遺跡を発見する一行。カードキーが無ければ開かないらしいドアを前に訝しんでいた中、ドアの向こう側から男の子の声が。
彼が言うには今遺跡の中は毒の靄が充満しており、女の子と一緒に部屋を閉め切って
籠城しているらしい。銀色のカードキーも蛮族達が持っていっているとか。
共にいるらしい女の子をリリアとふんだ一行は時間がないかもしれない、と
残った足跡をさらにたどって蛮族達を追跡した。
ほどなくして蛮族達に追いついた。
相手のメンバーはゴブリンシスターにボガードが一匹ずつ、ゴブリンが二匹。
話を盗み聞きしたところ、このまま遠くへ逃げるつもりだったらしい。
そうはいくかと退治の為戦闘へ突入する、ゴブシスの魔法攻撃にシルフォンが大きな傷を負うも、以後は蛮族達がPCパーティーに痛手を与えることは無かった。
戦いは冒険者たちの勝利に終わったのだった。
(なお戦闘の最中、痛恨の一撃によってゴブリンのうちの一匹が死亡。)
その後は気絶しているうちに身ぐるみを剥ぎロープで縛りあげ、
カードキーを受け取ると子供たちの救出のため遺跡へと急ぐシルフォンと、
事の顛末を蛮族に詰問するそれ以外のものとの二組に分かれた。
遺跡のドアをカードキーで開け、布を口に押し当てつつ毒の靄の中へ突入する
シルフォン。鍵のかかってない閉められたドアの向こうに発見したのは、
栗色の髪の女の子と、銀の毛を持ったコボルド族の子供だった。
シルフォンはそんな二人を抱えて外に脱出し、アイテムを使って治療を施す。
暫くして目が覚めると、女の子は一行が探していた『リリア』で間違いなく、
コボルトの男の子は自らを『コロ』と名乗った。
子供二人はどうやら誘拐されてから色んな交流があったらしく、リリアはコロの
ことも退治してしまうのか、と心配するも
シルフォンとの話し合いの後、コロは冒険者たち一行の世話になることを決める。
一方その頃詰問組、ゴブシス達から
「偶然この地を訪れ住めそうな遺跡を発見したものの、不慮の事故で居住地としては
使えなくなった為、次の旅の食料を確保するため村へ止む無く奪いに行った」との
説明を受け、ヴィルクラクスが"処分"しようとしたところ
ハルが"なにも殺さなくたってよいのではないか"と阻止。
ボガードとゴブリンは兄貴と慕うゴブシスの決定に従うと言っているが、
肝心のゴブシスがどこか無気力な様子。
…が、ここで合流したシルフォンの脇にいるコロの姿を見て態度が一変。
コロの処遇を聞いたのち、
ハルの提案に乗る形で「奴隷としてでも側にいさせてくれ」と懇願。
パーティー全体の合意を以てゴブシス、ボガード、ゴブリンの三人も
奴隷として一行と帰還することに…。
村では村民から怪訝な態度を取られるも、リリアの説得と幸いにも死傷者が出ていなかった事もありなんとか納得してもらう。
娘を攫われたおじさんも思うところはあったものの、冒険者たちの功績に免じて蛮族の顔にパンチを一発入れるだけで済ませた。
こうして奇妙な同行者を引き連れながらも王都のうつろわぬ灯火亭へ帰って来た一行。
ミランダから労いと賛辞の言葉と、冒険者の証を受け取ったのだった。
まだこの雪国での冒険は始まったばかりである。
※死んでしまったゴブジロウ(ゴブリン2)の供養は神官もいるしちゃんと行ったとさせてください。
『シルバーボトムに足跡を』セッション記録 肉球P(パンチ) @niku_kyuP
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