文章から音楽が聞こえて来る感じがしました。ミュージカル、クラシック、コンサート、作者の造形の深さが感じられました。双子だから入れ替わりが本当にありそうですね。
自分とは一体なんなのか。自分というものの実態は、肉体なのか、記憶なのか、感性なのか。悲しい事故をきっかけに、入れ替わり、重なり、そして融合していく静と動の二つの主題。魂が肉体から遊離して曖昧にな…続きを読む
上手くいえないんですが、この作品を読んでいるとキラキラ輝いている螺旋状の硝子細工のようなものが二人を繋げていて、そのループを通して二人が行き来しながら意識をやり取りしているような、二人は特殊な意識を…続きを読む
音楽が舞台の本作。SFチックな設定に心躍りました! また、心理描写なども上手く一つ一つのシーンがとてもドラマチック。最後のシーンも「ああ。小説読んだな」という気分にさせて貰いました!
音楽のことはとんとわからないのですが、そんな私にもわかりやすく、状況をイメージしやすく表現されているので読みやすいお話で……いや違う! そういうことがレビューで伝えたいわけではないのです。なんで…続きを読む
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