最高のプロポーズ

「今さらお互いが築き上げてきたものを捨てるなんてできないだろ」

恋を最優先にできない二人は、似たもの同士。
冷めた大人になったわけじゃなく、純粋なまま生きてきた少年少女です。

あなたがいないと困るんだ。
どうしようもなく、ほんとうに。
だから、そばにいてほしい。
そんな気持ちを込めて――「しいたけ食べてほしい」

二人の真ん中で、お鍋はくつくつと煮えはじめました。

その他のおすすめレビュー

来冬 邦子さんの他のおすすめレビュー822