遠縁の叔父さんから聞いたという、戦争の話。身につまされる話です。こういう物語が何百万とあったのだと思うと、空恐ろしい気持ちになります。
黒澤伊織です。旧ペンネームは山野ねこ。出版するときに、なんか作品とそぐわない名前だったので、重めの名前に変えました。 作風としては、社会派の小説が多いです。…
うちの祖父は父方、母方共に大正10年生まれ。徴兵されて戦争に行きました。父方の祖父は、広島勤務だったのですが、8月3日頃に人事異動が発令され、祖父を入れてほんの数人の人が呉に転属になり、3日後。…続きを読む
善悪が、正常な人間の定めたものである限り。 戦争のような異常な状態のそれは、決して善悪で語られるものではない。 生きるという行為の前には、何物も陳腐に成り果てるのか。
戦争というかトラウマというか。軍人は戦死者より自殺者が多いというブラックジョークがジョークでなくなる瞬間がここにある。
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