第2話 どの世界にしましょうか

目の前には初めて見る少女と無限に広がる景色

宇宙は唖然としている

「え・・とここは?」

「そうですねーあなたは死んでいる訳ですから天国?地獄?

んー強いて言うのであれば天国と地獄の狭間というところでしょうか」

少女はニコッっとしてかわいく笑う

「え?俺死んだの?」

「はい」

「あのドリンクを飲んで死んだってこと?」

「はい」

「ええ・・・いくらクソな人生でもさすがにださすぎねえ?」

「でも、あなたは世界を変えたい、もしくは違う世界で生きたいと強く願っている」

「そりゃ元生きていた世界なんてクソだし、もし違う世界で生きれ「生きれます!むしろ自分の好きな世界を選んで生きることが出来るんです!」

少女はどや顔で宇宙に語り続ける

「あなたがこれから生きていきたい世界はなんですか!魔法のある世界?

イケメンでモテモテな人生イージーモードな世界?モンスターをバッタバッタ倒す

ファンタジーな世界?さあ!さあ!」

少女の勢いに押されて一歩引く宇宙

んーんーと考える宇宙

「どんな世界でもいいの?」

「はい!あなたが望む世界ならどこへでも行くことができます!」

「科学が発達して電脳的なやつががすごそうな世界とか、VRゲームの中みたいなやつでも?」

「行けますよ!」

「おお!まじかよ!それは迷うなー」

「んーそうだなーやっぱ男なら誰もが憧れる剣とか魔法とかがあるMMORPGなファンタジーな世界でしょ!」

「分かりました、あなたが望む世界は『剣と魔法があるMMORPGなファンタジーな世界』でよろしいですね」

「おう」

少女がぶつぶつ何かを唱えた

ーーー宇宙の目の前が白くなるーーー

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生きる世界を選べるって本当ですか? なっつん @kinntora2

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