登場人物一覧

【薊堂】

浅見アザミ翠仙スイセン

 主人公。市内の私立高校に通う女子高生。父親に対する反発心と祖父への憧れのため、薊堂に興味を持ちアルバイトを開始する。住処は薊堂三階の居住スペース。

 神社の娘なのでヒトならざるものを見る素質は少なからずあったが、薊堂と常葉に関わるうちに次第に磨かれている模様。

 命名は祖父。真那賀と似た雰囲気を持つが同一人物ではない。珈琲が飲めない。


常葉トキワ

 薊堂に住み着く狐。極度の機械音痴と油揚げ好きを覗けば、普段はどこからどう見ても人間。桂一朗は慕っていたが馨は好きではない(理屈っぽいから)。

 特に公言はしていないが、長齢で殆ど土地神化している。家事全般が趣味。


【薊堂の関係者】

●浅見桂一朗けいいちろう

 翠仙の祖父。薊堂先代主人(実質上)。隠居を決め込んでいるが、彼経由で仕事が入ることも多々あり。今は神社に戻っている。


●浅見かおる

 桂一朗が引退を宣言した折に薊堂を引き継いだが、結局数年ののち開店休業状態に戻る。常葉とソリが合わなかったのも一つの原因。常葉の正体には気づかないままでいる。妻(つまり翠仙たちの母親)は詩保しほ


●浅見朱音あかね

 翠仙と同じ学校に通う一つ下の弟。人当たりが良く社交的、人望も厚い。霊感は皆無で見ることは出来ないが、勘は冴えるほう。


●冴月(サエ)、結雲(ユエ)

 常葉の眷属の狐。人間の姿は13~4歳くらい。

 見た目が少女っぽく声の低めの方がサエ。翠仙に対しても敬語を使う。

 見た目が少年っぽく声の高めの方がユエ。常葉に気に入られている翠仙を敵視している。

 


【その他、商売仲間】

雪村ゆきむら富貴ふき

 →古本屋『深砂鷺みささぎ』の現在の主人。男性口調で男物の着物を着ているが女性。

 夏頃から大学生をバイトとして雇ったが振り回されがちで困っている。以前から常葉の正体を知っている。

 実は深砂鷺を継いでまだ数年と年月が浅い。薊堂とは前の店主・紺屋こうやの頃からの付き合い。


永春ながはる紫苑しおん

 大学生。古本屋でときどきバイトをしている。フェミニストで、男勝りの富貴も女性扱いする。


白縫しらぬいけい雨原ウハラ砂月サツキ

 近所にある大学の生徒。民俗学専攻。紫苑の友人で、深砂鷺にも時々出入りしている。本名は白縫だが普段は何故か雨原と名乗っている。本人曰く「ペンネームのようなもの」。


観森かなもり柾彦まさひこ

 骨董の蒐集家兼販売屋『伯烏庵はくちょうあん』店主。祖父の代からの古馴染。もしかしたら出番がないかもしれない。



紺屋こうや永春ながはる

 深砂鷺の前の主人。


●浅見真那賀マナカ

 常葉がまだ野干やかんだった頃に出会った、神社に仕えていた人間。つまり常葉が浅見家と付き合いを持つようになった起源の人。

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あざみ堂事始 朝斗 @Asatoiro

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