カオス

地球の気持ち

世界地図を見ていると、私は何だか瘡蓋を思い出す。

丸い球体の瘡蓋。。。

宇宙から地球を見れば青くて美しいと言うけれど、

戦争や紛争が起きれば、そこは火の海になり、火山が噴火すれば

地球内部の血が噴き出す。

人間はいつから神になったの？

否、言い換えれば神という存在を意識し始めたの？

動物の中で言葉を使ってるのは人間だけ。

言葉をつかえるようになった分、思いを伝えにくくなった。

言葉で神という存在を創造し、心の中の思い。。精神性を失っていった。

常に建前と本音があって、本音は口には出してはいけなくて、建前という殻の奥で

どろどろとした本音を抱えて生きていく。

小学校では正しい道徳を教わり、その教わった事のどのくらいが実生活で生かせるのだろう。そして、家庭崩壊しているのはどのくらいでどの程度から崩壊と表現するのに値するのだろう？みんなどうやって大人になったのだろう？

瘡蓋の地球に暮らし、瘡蓋だらけの人の心。。

「感謝、感謝」と日に何度もお題目のように仕事中も唱える人がいる。

どうやら何十回何百回と言葉にすれば幸せになれると信じているらしい。

ところが、その人を手伝ったり、その人が間違えたりした時にフォローしてあげると「ありがとう。」とか「ごめんね。」と一言が言えない人。

この心に本当の感謝の意味がわかっているのだろうか？

どこぞの宗教で「感謝」の言葉を言わないといけないとした強迫観念にとらわれているだけのこと。。神を求め、いつの間にか自分で気づかぬうちに己が神になってしまっている人。

○○の法則。。その通りに行動すればお金のブロックを外せる。家族みんなが幸せになれる。。だから行動するの？法則通りに行動すれば、自分には災いがやってこない？

人間はいつから餌がぶら下がっていないと行動できなくなってしまったんだろう？

みんなで群れてそうだそうだと言って行動すればそれが前向きな事なの？

温故知新。。

人間が群れて行動して、必ずしもそれが正しい選択だったとはいいがたい歴史がある。

だから頭でっかちな人間が繁栄をもたらしても必ず滅亡という歴史をたどっている。

心壊れた人間があるボーダーを超えた時、反乱を起こしている。

今、まさにそんな乱世に突入し始めている。

少なくとも、平和な日本でも個人レベルで始まっているよね。

地球からしたら、

「人間よ。そろそろいい加減にしてくれ。」と悲鳴を上げ始めているのだと思う。

比較的平和な日本に生まれ、育ってきたけれど、日本人に生まれて良かったと思える半面、そういう日本に暮らしているだけで罪なことはたくさんある。。

人間は宇宙の、地球の一部。。神なんかじゃないよ。。

便利とクリーンはイコールではない。

便利になった分、人の心が壊れた。。

共生なんて、夢幻。

私事で心を噴火させるたびに、地球の気持ちがわかるような気がする。

食物連鎖で頂点に立つ人間のやりたい放題。。

地球はきっと暴れたいんだよ。。。それは、自然の力を使うだけでなく、壊れた人の心を使ってでも。。。「人間たちよ。。共倒れしろ。。」って。。。