第29話 最推しが亡くなりました
※ 今回の内容はヤンジャン連載中の野田サトル先生の「ゴールデンカムイ」のネタバレとなりますので、まだ最新話を読んでいない方、またはこれからゴールデンカムイを読破しようと思っておられる方は以下の文を読まれないようにお願いします。
昨夜、推しが亡くなりました。
明治生まれの孤高の山猫スナイパー、陸軍第七師団、北鎮部隊の尾形百之助上等兵が。
今朝、最新話を読み終えて、私、今日の一日をまともに過ごせるのかと。
心配でしたが、意外に仕事も家事も支障なく普段どおりにこなせました。
そこで、私の尾形さんへの愛はその程度だったのかと悲しくなったりもしました。(←ええ、おかしいのは分かってます)
皆さんもよくご存知かもしれませんが、尾形上等兵とはヤングジャンプ連載中のゴールデンカムイという神作のキャラクターですね。
実はハマったのは、この9月でして。
(8月まで)最新話まで無料という期間が終わった直後に読み始めたというもったいない始まり方だったのですが。
ひゅー、久々に火照ったぜ、尾形上等兵に。(白石くんではありませんが)
ここまで、ハマったキャラクターは小学生時代の幽☆遊☆白書の飛影以来でしょうか。(でも、飛影は死ななかった)
本当に金カムは日常生活に侵襲してくるといいますか、仕事と家事以外は金カムしか手につかないぐらいでして。(あれ、こう書くと普通だな)
いごねりをネットで買ったり、リスが食べられそうなお店がないかと探したり、行者ニンニクの醤油漬けを購入したり。
尾形さんが好きなあんこう鍋に関しては、食べたことがなかったのですが、レシピを調べて今冬3回作りました。(尾形さんが食べたであろう茨城風の味噌味で)
いい年こいたアラフォーなのに、まさか二次元のキャラクターにこんなにどっぷりとハマると思わなかったもので、自分でもビックリしていたのですが。
単行本を最新の刊まで読破して、待ちきれずにヤンジャンアプリから最新話を読むまでになりました。
尾形上等兵のサッポロビール缶の入手が出来なかったことを非常に後悔し。(ハマったのがキャンペーンが終わった直後だったので、どうしてもっと早く作品を読んでなかったのか、と悔しさかぎりなし)
『尾形さんの抱き枕(フンチラ セクシー姿)を買おうかと思うねんけど、どう思う?』と真剣に主人と長男に相談して、二人にドン引きされ。
(迷ってるうちに完売してしまいました)
私があんまりにも尾形さん尾形さんと言うので、長女のジャイ子は尾形さんの絵を描いてくれたり(その絵は私のLINEのアイコンに)
私があんまりにも尾形さん尾形さんと言うので、次男は「ママへのプレゼントに尾形さんのキーホルダー買ってあげる」と言ってくれたり。(高いよ)
木曜日の0時に最新話が更新されるので、水曜日の夜は「あと、○時間で尾形さんに会えるかも、ドキドキするわ」とさわぐ私に長男は「五月蝿い」と叱り。
(ウザい、とかキモい、とかはまだ言わないでくれるし、私が金カムの話をするとちゃんと聞いてくれるので優しい長男だなあ、と思います)
どっぷりと金カム沼に沈んでいた訳ですが。
まさか、最推しの彼が死んでしまうなんて。
なんでしょう、この喪失感。
私の知人で、SMAPが解散したショックで脳梗塞を起こした方が居ましたが。
今ならその気持ちが分かります。私もそうなってもおかしくないかも。
最近の連載では更新のたびに尾形さんの生死に一喜一憂して、ハラハラしどおしで、ある程度覚悟は出来ていたのですが。
やはり、推しの死は、悲しい。
今日の夕方、長男にぽつりと漏らしました。
私 「尾形さん……昨日、死んじゃったわ」
長男 「え、お母さん、今日仕事大丈夫やったん?」(←やさしい)
金カムは終盤にかけてメインの人気キャラがどったばった死ぬんです。
そんな話も長男にしたら。
長男「金カム読むときは、推しを作らんようにして、俺、読むようにするわ」(← 名言)
はあ……
とはいえ、言い方がおかしいかもしれませんが、なんだか悪い夢から覚めたような気も。(どんだけ毒のある男だったんだ、尾形さん)
明日から、金カムにハマる前の日常に戻れる気がします。
自分の気持ちに整理がつかないので、とりあえず書こうと思って今回、書き殴ってしまったのですが。
尾形さん。
お腹の矢尻、せっかくとったじゃんよー、そんなに強く生きる気持ちがあったのに、そんなのあり?
まだ、貴方、二十代でっせ。頭も顔もセンスも良くて仕事も出来る上、努力のひとだったのに。日本のどえらい損失ですよ。
いや、でも。
世界が貴方を愛していると言ってますよ。
本当に。
ここまで魅力的なキャラクターを生み出して下さった野田サトル先生、ありがとうございます。
あと、出会えました幸運にも感謝いたします。
幸せな半年間でした。ありがとうございました。
船乗りのヨメ2 青瓢箪 @aobyotan
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