オチがわかっていても泣ける!いつか自分もと思わせる作品です

エピソード自体はありふれた、泣かせることが前提とも言える王道小説。

最初からだいたいオチも想像できます。
なのに、わかっていてもなお胸が熱くなる。

無駄のない、テンポのいい、読みやすい文章のおかげで物語に入り込みやすく、感情移入しやすいんだと思います。

主人公目線からも、親目線からも泣ける。

個人的に1番よかったのが小説の終わり方。

泣いて切なく終わるのでなく、次へと繋がるラスト。

終わり方も斬新ではないものの、思わず口角があがってしまう、明るい気持ちになる最高の終わり方に拍手。