ドラゴンの卵 密輸

密輸されたドラゴンの卵がシルハ地方の港で見つかった。現在ギルドは詳細な状況確認や発見された卵の処遇について対応に追われている。

この卵はメルク商会所属の輸送船に積み込まれていたもので、乗組員が荷降ろしをしていた際に高温を発する不審な積荷を発見し通報。ギルドとシルハ港警備団の立ち会いの元中身の検分が行われ、保温処理された火竜の卵であると同定された。

ドラゴンの卵は古来より神聖な物として扱われており、加えて採取から輸送に至るまで数々の危険を伴うことから許可なく輸送する事が禁じられている。特別な許可を得て運ばれる場合であっても警備等の厳しい制限が設けられている為、今回の密輸事件は極めて重大なものといえる。

メルク商会の責任者は“ドラゴンの卵は商会の規定でも第一級の輸送禁止品目であり、積荷の確認は複数の組織によって厳重に行っていた”と主張し、商会による密輸の関与を断固として否定した。

これを受けてギルドは悪意ある何者かが確認をかいくぐって船内に積み込んだ可能性があるとして、密輸に関与した人物の特定を進めている。

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ラヴァリア・ジャーナル 明夢 @meimu

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