SFの中から切り取られた人の営み

 やれロボットや、やれ宇宙といった派手さが固定概念として頭にあるSFというジャンルの中において、人の営みを豆腐を切り取るが如く、スッと切り出したようなお話。
 台湾のランタン祭りをさらに昇華させたような、願いを込めたモノを飛ばすという行為。実際本当に未来の子供たちがやっていそうなその光景はなんともいえぬ癒しを得られます。

 サッと読めて、読んだ後も実に気持ちが良いので是非読んでみることをお勧めします。

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星の舟