作者の頭の中を見てみたいくらい引き込まれる
フォルカスのイキモノとしての誇りは、果たして、人間を上回っていたのか、それとも環境に適応できなかった敗者だったのか。不思議な余韻を残す作品です。
最後まで読んで、改めてタイトルを見るとなんとも感慨深い。娯楽としても、風刺小説としても読みごたえのある作品でした。
面白かった最初に提示された設定に基づいて話が進み、その設定における世界は果たして今どんな状態なのか、それを知りたく、またオチが気になって、最後まで読まされてしまったじんわりと余韻の残るオチでした
でもちょっとなんか寂しい、というか、腹が立つ、というか、もやもやとする、というのはなんなのかというと、この世界の選択における間違い、あるいは危険性、について理屈をつけようと思えばつけられる、けどそ…続きを読む
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