フォルカスのイキモノとしての誇りは、果たして、人間を上回っていたのか、それとも環境に適応できなかった敗者だったのか。不思議な余韻を残す作品です。
当たり前だったことがいけないことになってしまう。似て非なるものに置きかわる。静かに静かに。価値観が変わっていく。大事なものが失われていく。でも、どうすることもできない。ついていけない、…続きを読む
昨今、流行のヴィーガンについてのテーマです。自然と共に生きるのは同時に命を食むということ。倫理も突き詰めすぎると訳がわからなくなる見本ですね。似たような作品を書いているので、正直面白いと思いま…続きを読む
動物解放論、というのがある。著名な倫理学者ピーター・シンガーによれば、あらゆる苦痛は取り去らわれなければならない。そして動物にも苦痛を感じる能力がある。だから、あらゆる動物は苦痛から開放されなけれ…続きを読む
人間が、いや、生物が生きていくうえでもっとも必要なものを掌握する。案外、もっとも効率のいいディストピア社会の作り方かもしれないですね。人々が偏執的になってしまう未来。『ハーモニー』を彷彿…続きを読む
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