フォルカスのイキモノとしての誇りは、果たして、人間を上回っていたのか、それとも環境に適応できなかった敗者だったのか。不思議な余韻を残す作品です。
カクヨムでこんなに良質なSFが読めるとは思いませんでした。読んでいて、久々に考えさせられる。素敵な作品です。
読み物としても思考実験としても非常に興味深いSFでした。技術の発展による倫理観の変化が生々しくて非常に現実感があります。食肉と屠殺というすでに話題となっている倫理問題に始まり、哲学的ゾンビのよう…続きを読む
美しい構造物を眺めているかのような精緻な構成力にまず引き込まれる。そこで綴られる物語は新技術の普及によって倫理のパラダイムシフトが起きた世界での出来事。倫理が変遷した世界における社会の様々な変化は、…続きを読む
でもちょっとなんか寂しい、というか、腹が立つ、というか、もやもやとする、というのはなんなのかというと、この世界の選択における間違い、あるいは危険性、について理屈をつけようと思えばつけられる、けどそ…続きを読む
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