現在の動物愛護とかの延長線上にあり得るんじゃないかと思わせるようなSF短編小説。タイトルのセンスがいいです。すごくSF的で、個性的で。おもしろかったです。ありがとうございました。
黒澤伊織です。旧ペンネームは山野ねこ。出版するときに、なんか作品とそぐわない名前だったので、重めの名前に変えました。 作風としては、社会派の小説が多いです。…
昨今、流行のヴィーガンについてのテーマです。自然と共に生きるのは同時に命を食むということ。倫理も突き詰めすぎると訳がわからなくなる見本ですね。似たような作品を書いているので、正直面白いと思いま…続きを読む
将来、本当にこんな世界がやってきてしまいそう。やってくる可能性を否定できない。だからこそ、この小説は読む価値がある。効率が正義で非効率は悪、そんな味気のない世界になる前に、社会への警鐘として、広く読…続きを読む
価値観が人を殺す。他のレビューと同じく。本当に起こり得る可能性がある話でとても興味深く、今も昔も時代の転換期に合わせて、変わる人・変われない人・変わりきれなかった人が分かる内容でした。大きく変…続きを読む
短編だが、見事に未来の倫理観を表現している。2000年代と未来の倫理観は全く違って、当たり前だった事が『悪しきもの』として法で規制される世界。それが、一匹の猫のエピソードに上手く収束している。…続きを読む
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