46 ん

A「しりとりをするぞ。命がけのな!」


B「何だって!?」


A「抵抗しても無駄だよ。君には拒否権はない」


B「嫌だよ!何故、そんな下らないことをしなきゃならない?」


A「嫌なら、この場で撃ち殺すだけだけど……」


B「どうしようもないって訳かい?」


A「いつも、君は目障りだったからな」


B「なんてこった!やるしかないのか?」


A「勝った方が、この拳銃で相手を殺すってのはどうだ!」


B「駄目だよ!君の言うことは信用できない!」


A「いつだって君はそうだ!臆病者め!」


B「目上の者に対する礼儀がなってないな」


A「何が礼儀だ?君なんかに死ねばいい!」


B「言ってくれるね。そんなに興奮するなよ」


A「よし!だったら、拳銃は君が持っていていいよ」


B「よかった!それなら、OKだ!」


A「だったら、そろそろしりとりを初めようかな」


B「何を今さら?さっきから、しりとりは始まってるじゃないか?」


A「ん?」


SE 銃声。

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あかさたな 斎藤宗義 @muneyoshi

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