映画などで不穏さの演出として、低い重低音を流すことがある。この作品の冒頭から流れてくるのはそれだ。徐々に音量を増し、読み手の心を揺さぶり、切迫してくる。そして…この作品に出合えたことに感謝を。
突如現れた怪物――其の怪物と戦い、生き延びた者に与えられた異能。正体不明の怪物や異能者の力を利用しようとする、若き政治家や世界的財閥の陰謀。世界各地に点在する謎の穴……。此の物語は多くの謎を残し…続きを読む
すごい文章力です。文章そのものも、言葉のチョイスも例え方もわかりやすくスマートで、スラスラと物語に引き込まれます。初っ端から緊張感と恐怖がとんでもないです。人類を脅かすディアーボの謎を、勇…続きを読む
恐怖と、微妙な快楽
得体の知れない怪物が、たった一体で人間を虐殺して回っている…。そんなニュースがまことしやかに報道されたら。パニックになるか、それとも所詮はテレビの向こうの出来事だと平静を保てるか…ちょっと想像…続きを読む
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