女の子になったボクの一年間の学生生活と、そして恋の行方 来宮悠里
引き籠もり街道まっしぐらなボク――榊燈佳は高校入学を機に、親の手によって家を追い出された。そして用意された下宿先に行ったら、家主が不思議なおまじないをしていて、そのおまじないでなぜかボクが女の子になってしまった。
元に戻りたいと思うなら、心の底から願い事をふたつ願わなければならないらしい。
起こってしまったものは仕方ないと受け入れたボクは、願い事を見つけるために、女の子として過ごすことにした。
そして、ボクは決断する、
「あなたを好きでいても良いですか?」
思い人にそう告白するその時までに、どうやって生きていくのかを。
これは、魔法という奇跡を受けるはずだった人の変わりになぜか女の子になったボクが歩む一年間の軌跡。
目次
完結済 全165話
更新
- プロローグ
- 奇跡と軌跡のさきにあったもの
- 一章:ひとつめの願い
- 家を追い出された日
- 女の子になっちゃった
- なってしまったものは仕方がない
- 困ったこといっぱい
- 女の子初心者へのチュートリアル・前
- 女の子初心者へのチュートリアル・後
- これがボクの日常の一端
- お着替えとお化粧と
- 制服を買ったらおまけがついてきた
- 魅惑のランジェリーショップ
- ヒーローは思惑を先回りで潰す
- 決意を新たに
- 呼び出しとさぷらいずあたっく
- パンツの色を聞かれた日
- ボクの病とくれいじー理事長
- 自己紹介をしたら喧嘩を売られた
- 可愛く応援してみた
- はからずともデート・前
- はからずともデート・後
- 一週間が経った
- 悩みを相談してみた
- 準備をした日
- いざ出発の時!
- ボクの戦場
- たたかいのだいしょう、かっこわらい
- ドキドキバスタイム・前
- ドキドキバスタイム・後
- 二日目がはじまる!
- ころころと転がった
- ひとつめの願い
- 本当のたたかいはこれから
- 学校をやすんだ日
- また明日って言えるしあわせ
- 育まれる想い
- 仕切り直しの朝
- ご予定はいかが?
- ボクとみんなの関係
- お仕事のおさそい
- 哀惜と憧憬
- 着せ替え人形ふたり
- さんげきのあさ、かっこわらい
- 緋翠ちゃんがお泊まりにやってきた日
- みんなで遊びに行った
- なんでもない昼休み
- ラブレターをもらった
- 相談してみた
- ひとかけらの悪意
- ヒーローは遅れてやってくる
- 嵐のあとに
- 桜華ちゃんとお話をした
- 芽生えたこころ
- 自爆、そして……!
- 背中合わせて、ごめんなさい
- 朝のひととき
- 学校をやすんだ日、ふたたび
- これは必要な知識・前
- これは必要な知識・後
- テスト終わりの一幕
- 圧倒的戦力差に打ちのめされた日
- 折角だから
- 気の早いあれ
- 夜にひとり、考える
- 夏休みがはじまる!
- 桜華のなやみ・前
- 桜華のなやみ・後
- ふたりの思い出
- ふたりのこれからと、ボクのきもち
- かわいいって思われたいのは悪いこと?
- 見られて興奮した
- 着替えで一波乱
- ドキドキプールサイド
- ドキドキウォータースライダー
- ボクは聖人君子ではないけれど
- 魅力ってなんだろう
- 好きだって言うきもち
- お祭りに行きたいお年ごろ
- はぐれて惑う
- 過去のじぶんにダブる
- 緊張の糸がきれたら……
- 背中に背負われて
- 甘く切ない夜に
- 育まれる想い
- 恋敵と親友になった日
- ふたつめの願い
- 夏休みが明けて
- 挨拶で一波乱
- 桜華の切実なおねがい
- 人恋しくて
- 逃げ出した人ひとり
- 失せものをした男の子・前
- 失せものをした男の子・後
- 謝って元通り?
- 抜擢にとまどう
- 夜に惑う
- まるでボクの事のよう
- ヒーローはいつでも手を差し伸べてくれる
- 倒れてしまった日
- 青い春的なあれと、決意
- ボクの想い
- 準備が始まった!
- 文化祭一日目!
- 番宣のお時間です
- 文化祭二日目!
- 予期せぬ邂逅
- ひとのきもち
- 緋翠の勇気
- 後夜祭を尻目に
- いつもと違う日
- 好きな人のはなし
- お見舞いにいった
- 看病をするの
- 我慢ができなかった
- 襲来したアレ
- ご飯を食べてもらった
- レディなんて呼ばないで
- 実は紳士だった
- 通い妻なんて揶揄された
- 本人にとっては衝撃的な事実
- 間接的なアレ
- 冬のおとずれ
- 欲しいものはなんですか?
- 女三人よれば
- クリスマスパーティ!
- 喧噪の中で
- 寒空の下で
- 告白・前
- 告白・後
- 桜華とボク・前
- 桜華とボク・中
- 桜華とボク・後
- 日常の終わり
- さいごの願い
- 冬空デート
- 他愛のない話
- ゴシックラテで
- 帰り道
- 家に帰って
- 冬の夜
- 冬の朝
- 実家
- 再会
- 母さん
- 父さん
- 一叩きの後に
- 団らんの始まり
- 夜気に当てられる
- 盗み聞き
- ボクはどうなってもボクでしかない
- 与えられた新たな選択肢
- 与えられたものを捨てる覚悟
- おまもり代わり
- ヒーローには頼らない
- 一抹の恐怖
- 昂ぶる気持ち
- さんしゃめんだん、かっこわらい
- 犬猿の仲に見える何か
- 雑談と決断
- 消える人
- おわかれ・前
- おわかれ・中
- おわかれ・後
- 自ら進んで女の子になったボク
- さいごの願い
- あれから……
- 貴方のことを
- ――好きでいてもいいですか?
- 奇跡の軌跡
- 奇跡の軌跡のその先で
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★★★ Excellent!!!
暖かい日常に、胸が締め付けられるような切なさも。「最高」とだけ一言。 ヘルズ