多くの言葉はいらない。 それでも伝わる何かがある。 じっくりと読んで頂きたい作品でした。
愛してる、なんて言わない。なんなら、キスだとか恋人らしいことは何もしていない。しかし、確かに主人公は恋人の事を考えて心ときめかせたり、落ち着かない気分になったりしている。まるで子どものお付き合いのようだと言われがちだけど、むしろこれは理想的な大人の恋愛なのかもしれないな、と思ったりしました。なんだか暖かい気持ちになれる短編でした。
どきどきした。愛の言葉を交わすわけでも接触があるわけでもないのに、こんなにどきどきするとは思わなかった。もしかしたらこれが僕の理想の恋愛なのかもしれないと思った。友達のような関係を続ける二人は、付き合うきっかけも付き合っている間の行動も一般的な恋人達とは異なるけれど、レビュータイトルに借りたように、確かに「恋人同士」なのだ。主人公になりきってしまって、僕まで早くその彼女に会いたくなってしまった。
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