いぶし銀より渋い日本人の慕情感

多分色々私のツボにハマるんでしょうな。
年齢ごとに感じ方が変わる小説もあるけれど、こういったエッセイは年齢を選ぶと思います。
中年以上の男性は、このエッセイに共感出来る部分が多いのではないでしょうか。
シラーズで作ったワインを「初恋の切ない香り」と表現した人がいましたが、日本人の私には、蕗のほろ苦さがマッチしました。

若い時にはわからなかっただろうなぁ。

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蕗の青煮