とても良いアクションでした。銃撃と格闘を混ぜ合わせるのはロマンチックに思えてしまいます。
自分で書くようになって気付いたのですが、アクションシーンの描写は、結構難しいですね。映画やゲームでは一瞬で過ぎてしまう時間を、文字で表現すると結構長くて細かくなりますね。今までその辺読み飛ばしていたようなところがあったので反省です。
リベリオン、良いですね。でもガンカタが現実味を帯びるのは、もう少し時間が必要かもしれませんね。
Devil May Cry 面白いですよね。でも、まだHardモードがクリア出来ません。
レオン、すごいですよね。僕もちょっとネタに使ってしまいました。ゲイリー・オールドマンがすごかった。
ジョン・ウーの映画の登場人物はタフ過ぎますよね。大抵一発喰らえば死亡。良くて当たったところが再起不能ですよね。
三篇の短編で構成される兄妹の物語。
ガンアクションの練習用に書いたとのことであるが、練習の二文字を吹き飛ばすくらいに濃い内容の戦闘シーンが立て続けに続く。教会、街中、そして宿敵との一対一と、見どころのある美味しい部分だけを切り取りつつ、全体を読めば一つの絵が見えてくるという構成も光っていた。
多くを描かないことで物語の奥行きをもたせ、描くべくことをしっかりと描くことで物語の筋を見失うことはない。理想的な情報の取捨選択が行われているので、読者は安心して物語を楽しむことができる。
肝心の戦闘シーンだが、スピード感があり、ダイナミックさがあり、技が光っている。なによりクールである。文章を追うだけでありありと主人公が妹を守るために必死で戦っている様子が浮かび上がる。
最後の弾丸い込められた意味も巧みの一言。
短いながらも充実した時間を約束してくれるだろう。
括目せよ――
――最後の弾丸の行方を!!
銃を撃つ。相手に当たる。相手は死ぬ。当然のことで、それはこの作品でも変わることはありません。そこには乾いた無常があります。
この作品では、主人公兄妹は勿論対峙者にも血が流れている。その熱い血が、銃弾によってあっさりと尽きてしまう。どこにでも飛び散って赤く染めてしまう。そこにどんな思いがあろうと、です。そして、舞台からは必ず失われるものがある。
その果てに、誰が何を手に入れたのか。銃の重厚さと無情さから辿り着いたものとしては、あるいは甘いものであるのかもしれませんが、そこを抜けきったからこその結末なのでしょう。ある種の爽やかさは、作者さんの他の作品にも通じるものがあります。
シンプルかつ痛快なガンアクションの短編として、強くおすすめいたします。