世界のあらゆる事象に色を感じる筆者さま。
それはどんなに色とりどりで鮮やかな世界なのだろうか! と私は気軽に考えていたのですが、その「共感覚」とともに生活していくのは、いろいろと大変なようで……。
「共感覚」の世界を垣間見ることができる、非常に興味深いお話でした。
それはそれとして、元つくば暮らしをしていた身として非常に馴染み深い場所ばかりが紹介されておりました。
公園や大学など美しい自然に囲まれたスポットやおいしいお店。
ウエストハウスも百香亭も大好きでよく行ってました。
久しぶりにつくばを訪れてみたくなってしまいました。
一話が短くてたいへん読みやすいです。
共感覚に関しては、感覚はスペクトラム型だと思っているので、共感覚の有無について01で白黒付けておられるように感じたのでそこは感じ方が違うのだなあと思いました。
このエッセイで面白い!!と感じた点は、カフェイン摂取で共感覚がOFFになるという点です。私はカフェインを1日に200mg以上摂取していますがそんなことはなく、アルコール摂取時にも共感覚がOFFになることはありません。
また、共感覚を持っているがゆえに映画が煩い!と述べられていらっしゃいましたが、私はにたようなケースで、オーケストラが聴けません。中毒症状のような視界の歪みと風景画と抽象画のあいのこのような映像が流れてしまいます。
共感覚というのは広汎に知られておらず、感覚保有者と話す機会もないので、共感覚保有者のエッセイを読むことができて嬉しいです。
共感覚の作品、というのでご存じかもしれませんがエリック・カール著『うたがみえるきこえるよ』が
という本があります。