まさに神山ワールド

 この作者様との出会いは『トイレ素手磨き』からだった。
 謎の恐怖と感動は今でも覚えている。

 次にであったのは『カクヨム☆ミーティングテレポート!』。
 まあ、これはいい。

 そして次にであったのが『刑音楽部のガールズバンド』だった。
 はっきり言う。万人受けしないだろうが、恐ろしい中毒性を孕んだ薬物のような作品だった。

 そして、今作……

 一言、『なんじゃこりゃ!?』である。
 だが、そこがいい!
 それこそが作者である『神山いな』さまのぶっちぎりの世界観なのだ。
 ハイセンスなのかナンセンスなのか、もはや凡人には理解の範疇を超えているが、だからこそ面白い。
 ある意味、文字界のピカソのような存在である。

 原色バリバリのサイケデリックな世界観で漫画化してほしいものである。


PS
 この小説の世界観は、客観的に見ればかなり世紀末臭が漂っているが、悲壮感はジェットエンジン積んで大気圏外にログアウトしています。

PSのPS
 私は『神山いな』さまの作品が大好きです。こんなレビューですが決して、非難しないでください。

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