理心の意識は下げ止まらない

作者 アブライモヴィッチ

86

31人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

妹、理心ちゃんを観察する兄視点で綴られる物語。
理心ちゃんの行動がいかに意識低いかについて、お兄ちゃんがひたすら嘆き続けるという展開です(4章時点)。
理心ちゃんをおかしく描いたキャラクターコメディーのようでもあり、意識低さを主題にして書かれた文芸作品のようでもある、不思議な作品。

キャラについて言えば、理心ちゃんはかわいいです。
でもお兄ちゃん、彼はちょっと……、というか大分頼りないですね(笑)。
この先もう少ししっかり導いていってくれよ、お兄ちゃん!

★★★ Excellent!!!

意識低いについて、ぼんやり知ってるだけだったのですが、まあ間違いなくこの妹については意識低いと言えますね。
作中ではそんな妹の行動が兄視点で緻密に描かれています。

お兄ちゃんは意識低い妹に手こずり続けてます。
けど、このお兄ちゃん、ちょっとと言うかだいぶ頼りない(笑)
肝心のところで甘やかしちゃってるっていう。

この調子では妹の先が思いやられて仕方ありません。
ですがお兄ちゃんと同じく成長を期待して、続き楽しみに待ってます。

★★ Very Good!!

ダメダメ・ダメラー・ダメイスト!!

私の知る限り、ノンフィクション系エッセイか実話かはさておき、最もダメ人間は青木えるかさんと北大路公子さんがツートップだったのですが、ここにきてリアルかフィクションはさておき、最もダメな人が登場してきました!(←ここ「!」これでいいのか?)

仮にフィクションだとしても、リアル感ハンパない!
作者さまの身近モデルがいるとしか思えない!!
(いるらしい)

というわけで、ベストオブダメ人間の称号を贈らせていただきたいと思います
最後の☆は完結したときに(^_-)-☆

★★★ Excellent!!!

段ボール箱は僕もよく取っておきますが、さすがに理心ほどではないですね。
ついつい何かに使うかと取っておくのとはわけが違う。
ちょっと片付けにとか、引っ越しにとか、という用途があるわけでもなく、畳むことなくその場に放置。
まぁ僕にもそのような経験はありますけど、さすがに理心ほどひどくないです笑

さらに部屋が異常に臭いときた。
しかもかなり具体的に書いてあり、それだけで思わず口がにやけてしまいました。
実際どんなにおいなんだろう……。

この意識の低さが書き綴られているこの物語、ときおり自分と重ね合わせてしまう部分もあり、共感を持ちながら読んでいくことができる。
しかし、これはさすがにないわ、と否定しながら読むこともある。

こうして感情移入しまっては、すっかりこの作品の虜になっていました!!

★★★ Excellent!!!

でも朝起きてすぐ食べるのは、意識低いってなりますね(笑)
この作品では妹さんの意識低さの具体例がたくさん出てきます。
これでもかってくらいに。
自分にも当てはまる部分があるので、あまり理心ちゃんのことを悪く言わないであげてくれって同情的な気持ちになってしまいました。

★★ Very Good!!

意識の低い妹を観察し、日常会話やその行動などから思考を読み取っていく、兄の一人称で綴られれるエッセイ的なドラマです。部屋に虫が湧こうと法事だろうと『意識の低さ』が変わらない妹のマイペースさはある種のすごみがあります。そして、妹を観察し考察し続ける兄もすごみがあると言えるかもしれません。ニーチェの『怪物と闘う者は、その過程で自らが怪物と化さぬよう心せよ。おまえが長く深淵を覗くならば、深淵もまた等しくおまえを見返すのだ』という言葉を思い出しました。