オチがとても良かったです。
久しぶりに楽しいSSでした。ありがとう!
ガチャを回し続けていると、ガチャを回す事それ自体が目的になってしまう。欲しいものがあるわけでもないのに回したくなってしまう。そして溶けていく財産に後悔しながらもガチャをやらないという選択肢はない。これはそんな沼にはまった人へ贈る物語である。
作者さんの支離滅裂な恐ろしい発想力が、それまでのことの発端である、とあるモンスターに集結するところは素晴らしいきちんと何話かごとにオチがあるが最後にすべて回収するのはすごすぎるとても笑いながら読ませてもらいました
何かに打ち込むことはいいこと、と思いながらそうでもないかもと思いながら読みました。どんどん次が気になって電車の中で一気読みして浸っていました。人生いろんなことがあるよなあとしみじみと、 最後の一文が好きです。
ソシャゲに課金をしている人なら、大抵一度は味わうだろう確率の悪夢。最高位どころか高位すら出ない、悲哀と怨嗟。この「闇」を散々煮詰めた煮こごりが、まさかこんなエンタテイメントに昇華しようとは。しかも、一発ネタと思っていたら、まさかの一代記。ガチャの闇に囚われ、翻弄され、挑み続けた男が、最後に至る境地。それを目撃するためだけでも、この話を通読する価値はあります。あなたが、ガチャの闇の中から掴んだものは何ですか……?
外れを引いた時に出る僅かな感情に、骨を足し肉をつけた結果…人一人の一生を描きつくしたとは、驚きの一言です。テンポの良さと唐突さから始めは中途半端に終わってしまうのではないかとも思いましたが、少々方向を変えてまとめ終わっています。殺人の多さと締め方に違和感は感じましたが、伏線の回収はバッチリでした。想像力の力を思い知らされる話です。
文章にテンポがあって読みやすい。面白かった。
面白すぎて最後まで読んでしまった。最後の落ちwww
主人公、本当にただただガチャを引いているだけなのに。最高に面白かった!
ただ召喚をしているだけなんです。そのはずなんです。でもとても面白いんです。読んでいる途中で「これは流石に話が大きくなりすぎてないか...」とも思ったんですが、気付けば読み終えてしまっていました。レアが出ないという所への共感と、テンポが良いストーリー、話としては短かったですがオチも個人的には好きな良作でした。作者さん含め人類にガチャの神が舞い降りんことを。
ただただ、スライムを召喚しているだけの話なのに、壮大で、おもしろかったです!
テンポが非常に良いです。主人公が石を溶かしていく様は段々と癖になっていきます。失敗続きなのに、人生を成功させていく主人公は運のパラメータをそちらに振り切っている……!?
思わずクスッと笑えて、最後の最後までその小さな笑顔になれる要素が沢山含まれた作品であったかと感じます。振り返ってみると、この物語の主人公の持っているストイックさ、逆境であったとしても、一つのことに対して純粋に打ち込む姿勢は学ばないといけないところだと思います。つまり、出るまで回せば出る!!!!!!!!!!
この小説を読むであろう誰もが経験したことのある怒りとか苛立ちを、淡々とした語り口で見事な寓話として仕上げている。話の裏側で繰り広げられる事件一つ一つで十分話がかけるだろうに、それらをサラッと流してまとめている。参ったというより他にない。
この物語を「課金する」という一つの行為と取らず、一人の男の人生と捉えると、人間はどんな境遇にあっても強かに生き続けられるのだな、と感心させられました。一度読んだ方も初めて読む方も一度この小説を読んで自分の人生を考えたら面白い推測が垣間見えるかも?
人は彼を何と呼ぶだろう。 決して報われぬであろう異端の学士か、あるいは禁術に手を出した外法の術師か、はたまた大成した悪徳商人か、それとも武を極めた秘剣使いか、もしくは恋に狂った傾国の薬師か、果ては幾多の屍築きし戦争狂か、翻って世界を救った英雄か。 なるほど、それはどれも正しい。正しいが間違いでもある。 全てを知りたければ彼の足跡を追え。連ねし歴史を辿りて目にも見よ。やがて君は知るだろう。彼は、あらゆる汚名勇名を兼ね備えた稀代の召喚魔導師《ガチャ狂い》だと。
淡々とした騙り調で進む物語。ただ、ただ面白かったです。