気付いたら自分の足元が崩れていくように作品に埋没していた
- ★★ Very Good!!
音楽、という個人的に全く接点の無い題材であるこの作品を、友人に勧められたのが読むきっかけでした。上記した通り私自身は音楽に関して造詣など欠片もなく、正直初めは興味すら湧かなかったのです。
馴染みの無いジャンルだから面白くない? 読み進めるのが難しい? ⋯⋯幼年編を読んで、そんな考えは吹き飛ばされました。水底で踊るような人物相関、それぞれがすこぶる魅力に満ち溢れた登場人物、叩きつけるような心理描写、極めつけは演奏シーン。
これは言葉を連ねるのは無粋というものでしょう。一度でいいので、4話まで読んでみて評価して欲しいと強く主張します。